NYで新型コロナワクチン接種後に男性が死亡、有害事象もアレルギー反応もなし
アメリカのニューヨーク州で、高齢者の男性が新型コロナワクチンを接種後、まもなくして死亡した。
ワクチン接種してから25分後に倒れる
ニューヨーク州の保健当局によれば、2月7日の午前中に新型コロナワクチンを接種した70代の男性が死亡したという。
男性はニューヨークのマンハッタンにある「Jacob Javits Convention Center」でワクチン接種を受けてから、会場から離れた所で倒れたそうだ。現場にはすぐにセキュリティと人々が駆けつけ、男性は午前11時に病院へ搬送されたが、その後死亡が確認された。
男性が倒れたのは、ワクチンを接種してから25分後。接種後に15分間の経過観察が行われたが、その時男性には頭痛や吐き気などの有害事象は起きておらず、またアレルギー反応も見られなかったそうだ。
死因とワクチンの関係は分からず
亡くなった男性の名前は明らかにされていない。また今回使われたワクチンについても公表されていない。
さらに今回の男性の死因とワクチンとの関係も明らかになっておらず、現在調査が進められている。ニューヨーク州保健委員のHoward Zucker氏は、他の専門家もワクチンが安全だと同意していると語っており、このため人々にワクチンを接種するよう呼び掛けている。
ただFOX5によれば、先週もバージニア州で暮らす女性が、ワクチン接種後に死亡したという。
ファイザーのワクチン接種後に急変
亡くなった女性とは、Drene Keyesさん(58)。彼女は先週、1回目のファイザーのワクチン接種を受けたそうだ。そして15分間の経過観察を終え、接種会場を離れて車に戻ろとした時、異変が見られたという。
Keyesさんは突然、呼吸困難になり、吐き気にも襲われ、その後病院へ搬送されたが、死亡が確認された。
Keyesさんは糖尿病を患い、肥満で、睡眠時無呼吸症候群の持病を抱えていたという。
バージニアの保健当局は2月5日に、予備的な検査の結果を報告。声明において、Keyesさんの死がアナフィラキシーによるものではないと発表した。ただ現在、州の監察医が詳しい死因について調べている。
無論、このような事例はごくわずかで、ワクチンによるアナフィラキシー発生件数もデータからすれば非常に少ない。しかし今回のような場合、ワクチンとの関係がどうなのかは、是非明らかにしてほしいものだ。(了)
出典元:WKRN:Man in 70s collapses, dies after getting COVID vaccine in NY: Officials saw no sign of allergic reaction(2/8)
出典元:FOX5:Virginia woman dies hours after receiving Pfizer COVID-19 vaccine(2/7)