TVニュースの撮影中、レポーターとスタッフが拳銃強盗に遭う【動画】
エクアドルのサッカースタジアム前で撮影中のTVクルーが、拳銃強盗に遭った。犯人がレポーターに銃を向ける生々しい場面が撮影され、ツイッターに投稿されている。
スポーツニュースの収録中に
動画を投稿したのは、現場で銃を突きつけられたTVレポーターのDiego Ordinolaさん。
現地の番組「DirecTV Sports」でサッカーのニュースを担当する彼は、2月13日の午後、エクアドル・グアヤキル市にあるサッカー場「エスタディオ・モヌメンタル・イシドロ・ロメロ・カルボ(Estadio Monumental Isidro Romero Carbo)」前の広場で、地元のサッカーチーム「バルセロナ・スポルティング・クルブ」に関するレポートを収録中だった。
そこに突然、拳銃を持った男が現れたという。
野球帽を被りマスクで顔を覆った男は、レポーターに銃を向け、スペイン語で「Teléfono!」(テレフォノ=電話)と叫んでスマートフォンを要求。レポーターが持っていたマイクを向けると、それを叩き落とそうとする。
続いて男はカメラマンに銃口を向ける。カメラの右側にいた別のクルーがスマートフォンを差し出すと、男はそれをひったくって逃げ去る。
カメラマンは、カメラを回し続けたまま犯人の後を追い、バイクに乗って去る姿を捉えている。
下にあるのがその動画。投稿文にはこうある。
私たちは平穏に仕事をすることさえできない。これは今日の13:00にエスタディオ・モヌメンタルの前で起こった。エクアドル警察は犯人を見つけると約束している。
Ni siquiera podemos trabajar tranquilos, esto ocurrió a las 13:00 de hoy en las afueras del Estadio Monumental.
La @PoliciaEcuador se comprometió a dar con estos delincuentes. #Inseguridad pic.twitter.com/OE2KybP0Od— Diego Ordinola (@Diegordinola) February 12, 2021
ツイッターに情報が寄せられるが
この動画はこれまでに52万回以上再生され、海外メディアによれば、犯人に関する情報が(推測も含めて)多く寄せられているとのこと。動画の最後に映っているバイクのナンバープレートを解析して「ナンバーを割り出そう」という申し出もあるそうだ。
だが、今のところ犯人は見つかっていない。レポーターのOrdinolaさんはこうした協力に感謝し、「エクアドルの犯罪を根絶するために団結しましょう」というメッセージを後日投稿した。(了)
出典元:New York Post:Gun-waving robber holds up TV reporter, crew while filming in Ecuador(2/18)
出典元:Metro:TV reporter and crew robbed at gunpoint while filming(2/18)