スキージャンプW杯で大事故、金メダリストがバランスを崩し斜面に激突
スロベニアで行われたスキージャンプのワールドカップで、ノルウェーの男子選手がケガを負い、病院へ搬送された。
空中でバランスを崩し、地面に激突
ケガをしたのは、2018年の冬季オリンピック(平昌)で金メダルを獲得した、ノルウェーのDaniel-Andre Tande選手だ。
彼はスロベニアで行われていたスキージャンプ・ワールドカップに参加。3月25日には、ラージヒルの競技に出場したという。
しかしジャンプ台から飛び立った瞬間、空中でバランスを崩し、地面に激突。スキー板も外れ、何度も回転しながら斜面を下っていった。その時の様子がこちら。
Daniel Andre Tande crash Planica #horrible pic.twitter.com/NPMCbVmZ4U
— Gregor Sevšek (@gregsasevi) March 25, 2021
生涯にわたって影響を及ぼすものではない
競技場の斜面では30分近く、Tande選手への治療が行われ、その後酸素吸入が施され、ヘリコプターで首都の病院へと搬送されたそうだ。
ジャンプチームの監督によれば、Tande選手は鎖骨を骨折しており、現在状態を見極めるために、医療的に昏睡状態にさせられているという。
ただし今回のケガは、生涯にわたってTande選手に影響を及ぼすものではない、と考えられるそうだ。
またTande選手を治療したTomislav Mirkovic医師も3月25日、「予備的な検査では、非常に前向きな結果が得られた」と語っている。
チームリーダーのClas Brede Brathenさんは、スロベニアの専門的な応急措置や高い医療ケアに感謝の意を述べている。(了)
出典元:MailOnline:Olympic gold medallist in ski jump horror: Norway’s Daniel-Andre Tande suffers broken collar bone and is put into medical coma after losing control mid-air and crashing(3/26)