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NZで流産や死産を経験した女性や夫婦に、有給の「死別休暇」を適用へ

NZで流産や死産を経験した女性や夫婦に、有給の「死別休暇」を適用へ
flickr_Nenad Stojkovic

ニュージーランドで、1組の夫婦に対して、「死別休暇(忌引き休暇)」が合法的に認められることになった。

 

3日間の有給休暇を取得できる

 

この夫婦は、過去に流産や死産を経験しており、ニュージーランドの議会で可決された新しい法律のもとで、有給の「死別休暇」を取得できる資格があると認められたという。

 

この法案は死別によって3日間の死別休暇を認めるというもので、議会において満場一致で可決されたそうだ。

 

このような法律はすでにインドで導入されており、ニュージーランドは2番目の国になると言われている。

 

またこの法案は、養子縁組または代理出産を通じて子供を産む人にも適用されるという。

 

4人に1人の女性が流産を経験

 

この法案を推し進めたGinny Andersen下院議員によれば、ニュージーランドでは4人に1人の女性が流産を経験しているという。

 

その上で、Andersen議員は「彼女たちの悲しみは病気ではありません。それは喪失です。喪失感は(癒えるのに)時間がかかるのです」と述べている。

 

そして今回の新しい法律は、病気休暇を利用せずに、彼女らが喪失に折り合いをつけるための時間を与えることになると語っている。

 

1年前、ニュージーランド議会は中絶を非犯罪化する改革法案を可決させ、妊娠20週まで中絶を選べることになったという。(了)

 

出典元:BBC:Miscarriages and stillbirths: New Zealand to allow bereavement leave(3/25)

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