米副大統領、カマラ・ハリス氏の夫が緊急避難、高校への爆発予告を受け
先日、アメリカの高校に爆破予告が届けられ、副大統領の夫が建物から退避する事態となった。
黒人歴史月間を祝うため高校を訪れる
カマラ・ハリス副大統領の夫、ダグ・エムホフ氏は2月8日、黒人歴史月間を祝うため、ワシントンD.C.にあるDunbar高校を訪れたという。
午後2時20分(米国東部時間)頃、エムホフ氏はプレゼンテーションに出席していたが、学校に爆破予告が届けられたことを知らされたそうだ。
このためシークレット・サービスが素早くエムホフ氏を、学校の建物から連れ出し、避難させた。また教師と生徒たちも、爆発物を調査する間、避難するよう命じられたという。
現時点で爆発物は見つかっておらず、エムホフ氏や生徒なども安全だと言われている。生徒らはその日のうちに、帰宅させられたそうだ。
This Christmas so many of our service members are away from their families. @SecondGentleman and I called to thank them for their sacrifices, and for keeping our nation safe. pic.twitter.com/fg00X57615
— Vice President Kamala Harris (@VP) December 25, 2021
U.S. Secret Service was made aware of a security threat at a school where the @SecondGentleman was meeting with students and faculty. Mr. Emhoff is safe and the school has been evacuated. We are grateful to Secret Service and D.C. Police for their work.
— Katie Peters (@KatiePeters46) February 8, 2022
2月1日には大学にも爆破予告
実は、黒人歴史月間の始まりとなる2月1日には、全米で黒人の多い十数校の大学も爆破予告を受けたという。
またDunbar高校も94%が黒人であり、エムホフ氏の妻であるカマラ・ハリス副大統領も、父親がジャマイカ系の黒人で、母親はインド系のアジア人とされている。
ただ2月1日に行われた脅迫でも、爆発物などは見つかっておらず、脅威は確認されなかったそうだ。しかし脅威が調査されている間、多くの大学はキャンパス全体に警告を発し、退避命令を出したという。
爆破予告から1日後、FBIは6人の未成年者を、組織的な爆破予告の「参考人」として特定したという。
また法執行機関は、6人が脅迫を行う際に変装し、今回の爆破予告には「人種差別的な動機があった」とも述べている。(了)
出典元:CNBC:Vice President Kamala Harris’ spouse, Doug Emhoff, evacuated from a high school due to a bomb threat(2/8)