【世界水泳】米選手が水中で意識不明、コーチが素早く気づきプールに飛び込む
先週、世界水泳選手権で選手が意識を失い、コーチに助けられる出来事があったのをご存じだろうか?
おかしいと感じ、コーチが飛ぶ込む
その事故が起きたのは6月22日、ハンガリーで開催されていた世界水泳選手権のアーティスティック・スイミング(シンクロ)の競技でのことだった。
アメリカ代表のアニタ・アルバレス選手(25)は、ソロでフリーの演技をしていたが、終了後突然、プールの底に沈んで動かなくなったという。
コーチのアンドレア・フエンテスさんはその時、何かがおかしいと感じ、すぐにプールに飛び込んだ。
するとアルバレス選手が、プールの底で意識を失っている状態だったそうだ。
翌日には回復、バイタルも正常値
フエンテス・コーチはすぐにアルバレス選手を抱き上げ、水面へと浮上。関係者などが、アルバレス選手をプールサイドへ引き上げたという。
その後、アルバレス選手は病院へ搬送され、医師の手当を受けた結果、翌日には容態も良くなっていたそうだ。
実際、医師がすべてのバイタルをチェックしたところ、心拍数、酸素、糖レベル、血圧など、すべてが正常になっていたとか。フエンテス・コーチは、次のように述べている。
「私たちは時々、他の高い耐久力が求められるスポーツでも、このようなことが起こるのを忘れてしまいます。マラソン、サイクリング、クロスカントリー・・・私たちは皆、ある選手がゴールまでたどり着けず、他の選手がそれを助けるという映像を見たことがあるでしょう。私たちのスポーツも他のスポーツと変わりません。ただプールの中で、限界を突き破り、時には限界に遭遇することもあるのです」
フエンテス・コーチがプールに飛び込んで、アルバレス選手を救出したのはこれで2度目。前回は昨年の五輪の予選大会でのことだったという。(了)
出典元:NBC:Coach Makes Dramatic Rescue After US Swimmer Faints During Worlds Championship(6/23)