米軍のオスプレイが起こした5年前の事故、映像がYouTubeに浮上
5年前に事故を起こしたアメリカ海兵隊のオスプレイの映像が、先日YouTubeに投稿された。
2017年、オーストラリア沖での事故
その事故が起きたのは2017年8月、場所はオーストラリア沖とされている。
当時、MV-22オスプレイが米軍の輸送揚陸艦「グリーン・ベイ」の甲板に着陸しようとした際に、船の側面に激突。
3人の海兵隊員が死亡し、23人が辛うじて溺死を免れたという。その映像が今年の7月2日にYouTubeに投稿された。
事故後、機体は海に沈む
当時の発表によると、この衝突でオスプレイの操縦席がつぶれ、パイロットの腰と足が折れ、船体にも穴が開き、やがて機体は海中に30フィート(約9m)も落下して沈んだという。
軍事訓練を行っていた兵士らはオスプレイから逃げ出し、レスキュー隊は、パイロットを含む兵士のほとんどを救い出したそうだ。
しかし副操縦士のベンジャミン・クロス少尉(26)と、ナサニエル・オードウェイ伍長(21)とルーベン・ベラスコ上等兵(19)は、12時間の捜索の後も、遺体が発見できなかったとか。
国防総省の調査によると、オスプレイの重量が重すぎた可能性があるとしながらも、この事故について個々の兵士に落ち度はなかったという。
これまでに合計9件の墜落事故
オスプレイはその後、2回も墜落し、9人の海兵隊員が死亡している。実際に今年3月にはノルウェーでの軍事演習中に機体が墜落し、4人の乗組員が死亡、6月にはカリフォルニアの砂漠で墜落し、5人が亡くなっているという。
オスプレイは2017年から現役で任務に就いているが、それ以来、合計9件の墜落事故などを起こし、合計で21名の死者を出しているそうだ。(了)
出典元:METRO:Moment US military helicopter crashes into warship killing three marines(7/4)