Switch news

知っておきたい世界のニュース

「次はお前だ…」J.K.ローリングさんに殺害予告、ラシュディ氏の事件後

「次はお前だ…」J.K.ローリングさんに殺害予告、ラシュディ氏の事件後
Twitter/J.K. Rowling

作家のサルマン・ラシュディ氏がニューヨークで刺された事件に関連して、その後「ハリーポッター・シリーズ」の著者であるJ.K.ローリングさんも脅迫されたという。

 

無事を祈るツイートをする

 

ローリングさんは、ラシュディ氏がイベントで襲撃された後、彼の無事を祈るためにツイッターに次のように投稿した。

 

「恐ろしいニュースです。今、とても気分が悪い。彼の無事を祈っています」

 

しかしその後、このツイートに反応した「Meer Asif Aziz(@MeerAsifAziz1)」という男が、ローリングさんに対して「心配するな、次はお前だ」とツイッターで伝えてきたという。

 

Twitter/J.K. Rowling
Twitter/J.K. Rowling

ツイッターは違反していないと判断

 

その後、ローリングさんは「Meer Asif Aziz」のアカウントと投稿のスクリーンショットを公開。ツイッターサポートに報告し、対処を求めたが、ツイッター側はルールに違反していないとして、凍結しなかった。

 

しかし「Meer Asif Aziz」は恐ろしくなったのか、その後、アカウントを自ら削除したそうだ。

 

ローリングさんはこの件に関し、警察がすでに関与していると報告。応援のメッセージを寄せてくれた人々に、感謝の言葉を述べた。

 

『悪魔の詩』を発表後、命を狙われる

 

サルマン・ラシュディ氏(75歳)は、1988年に著書『悪魔の詩』を発表。ムハンマドの生涯を描いたことで冒涜的だとみなされ、イランの指導者・ホメイニ師によって死刑宣告された。以来、ラシュディ氏は常に死の危険に晒されてきたという。

 

そして8月12日、ニューヨークで講演を始める前に、ステージ上で男に刺されてしまった。

 

警察によれば、当時ラシュディ氏は、少なくとも首と腹部を1回ずつ刺されたという。

 

その後、病院へ運ばれるも、腕の神経は切断され、肝臓は刺されて損傷。片方の目を失明する可能性があると言われている。

 

また現在も手術などの治療が続けられており、人工呼吸器を装着したままとなっているそうだ。(了)

 

出典元:METRO:JK Rowling working with police after receiving death threats in wake of Salman Rushdie stabbing(8/13)

出典元:MailOnline:JK Rowling’s death threat from Iran-supporting Islamic extremist DID NOT violate Twitter’s rules after the vile troll warned ‘you are next’ in response to her support of stabbed author Salman Rushdie(8/14)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top