「対空兵器の場所を教えてくれてありがとう」ウクライナ国防省がロシア人に感謝のツイート
ウクライナ南部にあるクリミア半島にはロシア人の観光客が訪れ、写真などをネットに投稿していることで、ウクライナ軍を助けているという。
男性とS-400対空ミサイルの写真
ウクライナの国防省は8月22日、ある写真をツイッターに投稿した。
そこにはクリミア半島にいるロシア人観光客の男性と、その背後にロシア軍のS-400対空ミサイルが映っていたという。
この写真はもともと、ロシアのソーシャルメディア「VKontakte」(ロシアのFacebookに相当)にアップロードされ、地理的位置情報も添付されていたそうだ。
その後、この対空ミサイルがクリミア半島のYevpatoriya市近くの塩田にあることが判明する。
Maybe we are being too hard on russian tourists… Sometimes they can be really helpful. Like this man taking pictures at russian air defense positions near Yevpatoria, in occupied Crimea. Thank you and keep up the good work! pic.twitter.com/bj5oEyXU0H
— Defense of Ukraine (@DefenceU) August 22, 2022
「この男性は本当に役に立ってくれた」
ウクライナ国防省は、ロシアの対空ミサイルの場所を教えてくれたロシア人観光客に、皮肉を込めて感謝し、写真と共に次のように投稿した。
「我々はロシア人観光客に厳しすぎるのかもしれない。この男性は本当に役に立ってくれた。ありがとう、これからもいい仕事を続けてね!」
この画像は、他のSNSに投稿された対空ミサイルの画像とも一致しており、以前セバストポリの知事もこの地域で対空ミサイルの活動を報告していたという。
無論、この写真が実際にどのように役に立ったのかは、わかっていない。ただ先々週から、クリミア半島では攻撃や爆発が相次ぎ、ロシア黒海艦隊の司令部までも被害を受けたと言われている。(了)
出典元:MailOnline:Russian tourist gives away position of Putin’s air defences in Crimea by posting holiday snap which allowed Ukraine military experts to locate them – much to Kyiv’s amusement(8/22)