出頭したグリーン・ゴブリン強盗のメンバー、保釈金なしで自由の身に
10月2日、ニューヨークの地下鉄で19歳の女性2人が、6人組に襲撃されバッグや携帯電話などが盗まれた事件が発生した。
単なる強盗事件ではなく、6人の加害者全員が緑色の全身タイツに身を包んでいたことで注目を集めた。そのシュールな強盗の詳細は、こちらの記事を参考にして欲しい。
グリーン・ゴブリン・ギャングと名前が付けられた彼らだが、ニューヨークをさらなる混乱に陥れることなく、すでに6人中4人が逮捕されている。
しかし、そのうちの1人が保釈金なしで保釈され、議論を呼んでいる。
同じ公営住宅に住む女性たち
今回、自ら出頭する形で逮捕されたのは、Emily Soto(34歳)、Ciante Alston(26歳)、Dariana Peguero(26歳)、Mariam Issouf(26歳)の4人だ。
ニューヨーク市警のJames Essig部長刑事によると、Alstonは3回、Sotoは2回の逮捕歴があるという。Pegueroに至っては過去に9回も逮捕歴があるというので、犯罪へのハードルが低い人々だったようだ。
保釈金なしで自由の身に
唯一犯罪歴がなかったIssoufは、出頭した翌日に保釈金なしで保釈されている。ただし、居場所を追跡するブレスレットの着用が条件だ。
彼女の弁護士は、「彼女は何も悪いことはしていない。誰も攻撃しなかったし、誰のことも傷つけていないことは、動画を見てもらえばわかる」と主張している。
一方で被害者の母親は、「彼女がその場にいたのは事実です。娘が攻撃され、突き飛ばされ、蹴飛ばされ、殴られた時にもね。その場を離れることも、警察を呼ぶことも、友達を止めることもしませんでした。誰かが『ナイフを出して』と言った時にも、ただその場にいたのです」と、New York Postに怒りをあらわにしている。
Issoufは武装強盗よりは罪が軽い第二級強盗罪に問われており、11月21日に初公判が予定されている。(了)
参考:New York Post「‘Green Goblin’ crew member released without bail in NYC subway beating」(10/11)
参考:GhLinks Media「Mariam Issouf: ‘Green Goblin’ suspect member released without bail in NYC subway beating」(10/11)