ヘルソン州の親ロシア派村長が自動車爆弾で爆死、メリトポリでも爆発【ウクライナ】
ウクライナ南部のヘルソン州で、ロシア側に擁立された村長が、自動車爆弾によって死亡した。
ロシア軍の支配下にある村
亡くなったのは、ヘルソン州にあるLyubimovka村の村長である、Andrei Shtepa氏。
この村はまだロシア軍の支配下にあり、Shtepa氏もロシア側により村長に任命されたという。
しかし12月22日、Shtepa氏の乗った自動車が爆発。車は吹き飛ばされ、Shtepa氏の死亡が確認された。
ロシア側は自動車に爆弾を仕掛けたのが、ウクライナ人だと非難している。
#Ukraine: Andrei Shtepa, traitor and member of Russian administration of occupied #Kherson region killed by car bomb. Hard to know whether it was done by the Russian FSB or Ukrainian partisans. pic.twitter.com/9ottAiaMFQ
— Igor Sushko (@igorsushko) December 22, 2022
メリトポリ市でも自動車が爆発
またウクライナ南東部の都市、ザポリージャ州のメリトポリ市でも自動車が爆発、2人が負傷したという。
別の報道では、この爆発によりロシアの保安局員2名が死亡したとも報じられている。
ロシア側に任命されたザポリージャ州の行政官であるVladimir Rogov氏は、この爆発がウクライナの戦闘員(レジスタンス)の仕業だと、ロシア・メディアに語っている。
ロシアの準軍事組織、暗号通貨で寄付を募る
一方、オーストラリアの金融情報機関は、ロシアの準軍事組織が、武器を購入するため、仮想通貨(暗号通貨)による寄付を募っているという。
またオーストラリア人が、暗号通貨を使って、海外にいるテロリストの組織に寄付しているとも警告を発した。
オーストラリア取引報告分析センター(Austrac)の上級幹部は、暗号通貨がオーストラリアの組織犯罪グループによる「マネーロンダリングのツールキット」として定番になっていると述べている。
プーチン大統領が「戦争」と認める
ロシアのプーチン大統領は今年2月の侵攻以来、ウクライナとの紛争を「特別軍事作戦」と呼んできた。
しかし12月22日、プーチン大統領は初めて、現在の状況を「戦争」だと公に認めたという。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war at a glance: what we know on day 303 of the invasion(12/23)