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大学にスカウトされた片腕のバスケ選手が大活躍【アメリカ】

大学にスカウトされた片腕のバスケ選手が大活躍【アメリカ】
Instagram/enmanuelhansel

アメリカ・ルイジアナ州のノースウエスタン州立大学にスカウトされた、片腕しかないバスケ選手。試合で見事なダンクシュートを決め、観客を総立ちにさせた。

 

リバウンドを取ってゴールに突進

 

ドミニカ共和国出身のHansel Emmanuelさん(19才)は、片腕がないというハンディを負いながらも、卓越したバスケの技術でノースウエスタン州立大学にスカウトされた。そして先日、ルイジアナ大学モンロー校との対戦で初シュートを決めた。

 

初シュートとなったのは、右サイドからドリブルで2人のディフェンスの間をすり抜けて打った、華麗なレイアップシュート。

 

さらにその後、相手のファウルによって得たフリースローの2本目をミスったのだが、敵味方ともに取り損ねて弾かれたリバウンドボールを彼自身が取り、ワンドリブルでダンクシュートを決めた。

 

下にあるのが2つのプレイの映像だ。最初が右サイドからのレイアップシュート。その後が、フリースロー後のダンクシュート。別アングルからのリプレイ映像もある。彼の背番号は24。

 

6才の時に片腕を失う

 

ドミニカ共和国で育ったEmmanuelさんは建築用のブロックが崩れる事故に遭い、6才の時に片腕を切断した。

 

だが、それでもストリートバスケに熱中し、自分のプレイをSNSに投稿し続けていたという。それが高校バスケのコーチの目に止まり、フロリダ州のバスケの有名校に入学。チームの得点王として名を馳せることになる。

 

彼の噂は当然、大学バスケのスカウトたちの耳に入り、数人が彼にアプローチしたそうだ。そして結局、ルイジアナ州のノースウエスタン州立大学が彼を獲得した。

 

「彼はソーシャルメディアのセンセーションでした。誰もが(彼のプレイを)何かトリックだと思ったはずです。トップレベルの選手を相手に、同じことはできないんじゃないかとね」こう言うのは現在のコーチであるRicardo Catala氏。だが、Emmanuelさんは、実力を試合で立派に証明して見せた。

 

 

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(了)

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