カバによってボートが転覆、7人が死亡、17人が行方不明
アフリカ南東部に位置するマラウイ共和国で、カバによってボートが転覆し、多くの犠牲者を出している。
37人を乗せて川を横断中
そのボートは5月15日、37人を乗せてNsanje地区を流れるシャイア川を渡っていたという。
しかし突然、カバがボートに衝突。多くの人が川に投げ出され、いまだに行方不明になっているそうだ。
翌16日には1歳の子供の死亡が確認され、17日には6人の遺体が川に浮かんでいるのが見つかり、その中には10代の少年と少女の遺体も含まれていたという。
Child dead, 23 missing after hippopotamus capsizes canoe in Malawi https://t.co/y26dNchdTo pic.twitter.com/dRa9k0Krbr
— Eyewitness News (@ABC7NY) May 16, 2023
行方不明者が、すでに死んでいる可能性
現時点で、転覆事故により7人が死亡、17人が行方不明になっており、警察は捜索を続けているそうだ。
事故当時、この地域で活動していた「World Food Programme」の職員が救助活動のためにボートを提供し、13人が救出されたという。
しかしネットなどでは、この川にはワニも多く生息しているとも言われており、警察も行方不明になっている17人が死亡している可能性があると述べている。
マラウイのLazarus Chakwera大統領は、現場に水・衛生大臣のAbida Mia氏を派遣。
Mia大臣によれば、カバはこの地域でしばしば問題を起こしており、地元の人々は当局にカバの一部を移動させてほしいと望んでいるという。(了)
出典元:ABC net:Death toll rises to seven after hippo capsizes boat in Malawi, Africa(5/18)