フィリピンのマヨン火山から溶岩が流出、1万人以上の住民が避難

Twitter/AFP

フィリピンで最も活発と言われるマヨン火山が日曜日に噴火し、溶岩の流出が認められた。

先週からガスを噴出、灰を降らせる

フィリピンのアルバイ州にあるマヨン火山は先週から超高温のガスを噴出し、激しい灰を降らせたたという。

このことから、今後数日から数週間以内に大規模な噴火が起こる可能性が示され、すでに火口から半径6km以内に住む、1万2600人の住人が、緊急避難場所へ避難していたそうだ。

そして6月11日にマヨン火山は噴火し、溶岩を吹き出したという。フィリピン火山地震学研究所の所長は、噴火が激しくなった場合、マヨン火山周辺の高リスク地域が拡大する可能性があると述べた。

@AFP TIMELAPSE: Philippines’ Mayon volcano spews lava.

A rumbling Mount Mayon spews lava from its crater down its slopes. Mayon, about 330 km (205 miles) southeast of the capital Manila, is considered one of the most volatile of the country’s 24 active volcanoes pic.twitter.com/TPmOG06gwp

— AFP News Agency (@AFP) June 12, 2023

すでに非常事態宣言を発令

アルバイ州はすでに6月9日、大規模な噴火が発生した場合に備え、災害救援金の迅速な配布を可能にするため、非常事態宣言を発令していたという。

しかし当局は、長い間立ち入り禁止とされてきたマヨン火山付近の危険地帯に、さらに数千人が残っていると指摘している。

また高リスク地域が拡大すれば、その該当するエリアに住んでいる住民も、さらに避難を余儀なくされるそうだ。

また当局と村人たちは6月11日、数多くの牛と水牛を危険性の高い農場から、安全な距離にある25の一時的な放牧地に移動させ始めたという。

🇵🇭 | 🌋 ATENCIÓN: El Volcán Mount Mayon lanza cenizas poniendo en alerta a las Filipinas. pic.twitter.com/Ttw7qjZCpW

— Última Hora Noticias (@UltimaHoraNo) June 8, 2023