2人の女性ハイカーが死亡、気温45度の中で倒れているのを発見
アメリカ西部で猛暑の中、女性ハイカーたちが倒れて死亡しているのが見つかった。
午後には摂氏45.5度に近づく
女性たちの遺体が見つかったのは7月22日、場所はネバダ州にある「バレー・オブ・ファイヤー州立公園」とされている。
関係者や仲間のハイカーたちは、22日の朝、2人の女性が公園でハイキングをしているのに気づいたという。
しかし国立気象局のデータでは、その日の午前9時には気温が、華氏100度(摂氏37度)に到達。午後には華氏114度(摂氏45.5度)に近づき始めていたそうだ。
そんな状況でも、2人の女性ハイカーが戻ってこなかったため、仲間のハイカーが心配して通報。午後2時48分頃、州立公園警察は、最初のハイカーがトレイルで倒れているのを発見したという。
その後、捜査当局はラスベガス警察の捜索救助チームに支援を要請。やがて2人目のハイカーが、最終的に渓谷で発見されたそうだ。
Two women who had been hiking in Nevada’s Valley of Fire State Park were found dead on Saturday, park rangers said, as record-breaking heat waves rippled through the region. https://t.co/0fcKEKxCUp
— The New York Times (@nytimes) July 24, 2023
猛暑注意報も発令
2人の女性ハイカーの身元はまだ確認されておらず、死因についても現在調査が進められている。
ただネバダ州は現在、「熱ドーム」が地域全体を包み込み、連日猛烈な暑さもたらしていたため、猛暑注意報も発令されている。
「バレー・オブ・ファイヤー」は、ラスベガスから約50マイル(約80km)離れたネバダ州の街、オーバートンに位置する4万6000エーカーの州立公園で、モハーベ砂漠や見事な崖が連なる景色が楽しめるという。
実は先日も、カリフォルニア州のデスバレーで、71歳のハイカーが猛烈な暑さの中、死亡しているのが確認された。(了)
出典元:METRO:Two female hikers found dead in Valley of Fire State Park in 45.5ºC heat(7/24)