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エジプトの警察官が、イスラエル人観光客に無差別に発砲、3人を射殺

エジプトの警察官が、イスラエル人観光客に無差別に発砲、3人を射殺
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イスラエルとパレスチナの武装勢力「ハマス」との戦闘が激化する中、エジプトでは警察官がイスラエル人観光客を射殺する事件が起きた。

 

イスラエル人2名と、エジプト人ガイドを殺害

 

この事件が起きたのは10月8日、場所はエジプト北部、地中海に面した都市、アレクサンドリアとされている。

 

その日、エジプト人の警察官が、アレクサンドリアを訪れていたイスラエル人ツアー・グループに対し、個人所有の武器を使って「無差別に」発砲したという。

 

これによりイスラエル人観光客2名と、エジプト人ガイドが殺害され、1人のイスラエル人が負傷したそうだ。

 

中東への旅行を控えるよう求める

 

この事件の後、イスラエルの国家安全保障評議会は、海外において、イスラエル人への攻撃を行う「テログループや単独犯の動機が高まる恐れがある」との見方を示したという。

 

このため「イスラエル国民は海外旅行、特に中東への旅行を控えるべきだ」とし、すでにエジプトに滞在している旅行者は「できるだけ早く」出国すべきだと促したそうだ。

 

アラブ国家であるエジプトは、1948年にイスラエルが独立を宣言すると、周辺のアラブ諸国、サウジアラビアやイラクなどと共に、パレスチナへ進軍し、第一次中東戦争が始まった。

 

しかし1979年、エジプトは最初のアラブ国家として、イスラエルと和平協定を結び、イスラエルとパレスチナの仲介役を長く務めてきたという。

 

その後、両国は国交を回復し、現在もイスラエル人観光客がエジプトを訪れているが、エジプト人の間では依然としてイスラエル人を快く思っていない人が多いそうだ。

 

今年の6月には、麻薬密売人を追って国境を越えたエジプト治安部隊員と、イスラエル軍が衝突。銃撃戦により、イスラエル兵3名が死亡している。(了)

 

出典元:The Guardian:Egypt: police officer shoots dead two Israeli tourists and Egyptian guide(10/8)

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