ウガンダで2人の観光客とガイドが死亡、イスラム組織によるテロ攻撃か
ウガンダ南西部の国立公園内で、2人の観光客とガイドが殺害されているのが発見された。
旅行ツアー中に殺害される
ウガンダ野生生物局(UWA)によると、襲撃犯は、クイーン・エリザベス国立公園のすぐ近くで、観光客らが乗っていた車両に火を放ったという。
これにより、イギリス人と南アフリカ人の2人の観光客が死亡。ウガンダ人のガイドも殺害されたそうだ。
観光客らは、「ゴリラ・アンド・ワイルドライフ・サファリ」という地元の旅行会社のツアーに参加していたとされている。
3 people were killed yesterday in Queen Elizabeth National Park in Kasese District.
Their vehicle was burnt to ashes by unknown assailants.
“The people who died include 2 foreign tourists & a Ugandan who was their driver.” – Bashiru Hangi, communications manager UWA#Radio7UG pic.twitter.com/3F13YwT2XY
— Radio 7 Uganda (@Radio7Uganda) October 18, 2023
ADFによるテロ攻撃か
ウガンダ警察の報道官によれば、この事件は、隣国のコンゴ民主共和国の東部を拠点とする、ウガンダの反政府勢力「ADF(民主同盟軍)」による「卑怯なテロ攻撃」だという。
そして現在、ウガンダの治安部隊が、「ADF」に所属する容疑者を追跡しているそうだ。
「ADF」は、イスラム法に基づく国家樹立を目指している過激派で、「ISIS(イスラム国)」との関係も構築していると言われている。
そもそも「ADF」は、ウガンダのイスラム教徒たちにより、1990年代初めに結成され、その後、国内の村々や首都・カンパラで致命的な攻撃を行ってきた。
そして1998年には、国境の町で80人の学生を虐殺する事件まで起こしたという。(了)
出典元:The Guardian:Two tourists, from UK and South Africa, and guide killed in attack in Uganda(10/17)