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ウクライナ軍最高司令官の側近、誕生日プレゼントが爆発し死亡

ウクライナ軍最高司令官の側近、誕生日プレゼントが爆発し死亡
Facebook/Геннадій Частяков

ウクライナ軍の最高司令官の側近が、誕生日プレゼントの爆発により、死亡した。

 

総司令官がSNSで報告

 

亡くなったのは、ヴァレリー・ザルジニー総司令官の側近である、ゲンナジー・チャスチャコフ(Gennadiy Chastiakov)少佐とされている。

 

ザルジニー総司令官は11月6日、テレグラムに「悲劇的な状況の下、私の助手で親友のゲンナジー・チャスチャコフ少佐が殺された、彼の誕生日だった」と投稿。さらに「プレゼントの1つが、未知の爆発物により爆発した」と伝えた。

 

チャスチャコフ少佐には妻と4人の子供がおり、ロシアがウクライナに侵攻して以来、戦いに全力を捧げてきたという。

 

手榴弾を息子に見せていた

 

この事件は当初、贈り物に爆発物が仕掛けられ、暗殺されたとの見方が出ていた。

 

ただウクライナの内務大臣イーゴリ・クリメンコ氏は声明を発表し、「チャスチャコフ氏が贈り物として受け取った手榴弾の入った箱を、息子に見せていた」と明らかにした。

 

警察は贈り物を贈った仲間の兵士を特定し、同様の手榴弾2個を押収。現在も暗殺なのか、事故なのか調査が進められているという。

 

過去にはロシアでも爆殺事件

 

ウクライナの高官を狙った事件は比較的稀だが、ロシア側の戦争推進派に対する攻撃は、過去にも確認されている。

 

昨年の8月には、著名な超国家主義の知識人の娘、ダリヤ・ドゥギナさんがモスクワ郊外において、乗っていた自動車が爆発し、死亡した。

 

また今年4月には、小像に仕掛けられた爆発物が爆発し、極右軍事ブロガーのヴラドレン・タタルスキー氏(40)も死亡している。

 

ロシア政府は、これらの事件はウクライナが関与したと批判しているが、一部の専門家は、ロシア政府を批判する者を弾圧するために仕組まれた可能性があるとの見方を示した。(了)

 

出典元:The Guardian:Assistant to Ukrainian military commander killed by booby-trapped gift(11/6)

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