ボディペインティングが生みだす動物たち、ア―ティストが仕掛ける作品に幻惑される
イタリアで活動するボディペインティング・アーティスト・Johannes Stötterさんの作品には、誰もが目を丸くしてしまうだろう。
例えば、最近話題になっている「虎」の作品。ボディペイントを施された数人のモデルが決まった位置でポーズを取ると、一瞬にして虎になる。
Stötterさんは昨年、中国のTVショーに招かれてこの「虎」を披露しており、その録画を自身のインスタグラムにアップしている。中国のゲストたちの、呆気にとられた顔も見ものだ。
ボディペインティングを革新するアーティスト
Stötterさんの作品の特徴は、ペイントした複数人のモデルを組み合わせることだ。また、どの作品も、自然の生き物がモチーフになっている。
彼の名がアートの世界に広く知られるようになったのは、2013年に「カエル」の作品を発表してからのこと。5人のモデルを使った「カエル」は、5人がバラけるまで、どういう姿勢で組み合わさっているのか見当もつかない。
北イタリアのアルプス山中の村に住むStötterさんは、自然との繋がりをいつも感じていて、そこから作品のインスピレーションを得ているそう。
ボディペイントの作品を本物そっくりに見せるコツは、描画ソフトの「スポイトツールのように正確に」実物と同じ色を出すことだという。(コンピューターのスポイトツールは、スポイトのアイコンをクリックすることで、画面上にある色を完璧にコピーできる)
蝶、オオカミ、カメレオン……など
彼のサイトには他にも作品が動画で公開されている。そのいくつかをご紹介しよう。
まずは蝶。これは一人のモデルがポーズを取っている。蝶の羽が動くのでどんなポーズか分かりそうなものだが……
次はウミガメ。前ヒレを動かして悠々と泳いでいるが……
そしてオオカミ。これは複数のモデルが複雑に絡み合った作品だ。
最後に、初期の作品からカメレオンをご紹介しよう。人間のモデルだと分かってはいるが、足を動かすカメレオンにギョッとさせられる。
(了)
出典元:FUTILITY CLOSET:How Tigers Are Made(2/26)
出典元:Johannes Stötter