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BMWがシートヒーターに月額チャージ、ネット上には「がめつい」の声

BMWがシートヒーターに月額チャージ、ネット上には「がめつい」の声
BMW CONNECTED DRIVE

BMWが、イギリスで、シートヒーターのサブスクリプションサービスを開始した。月額15ポンド(約2400円)払うと、運転席と助手席のシートヒーターが使えるようになる。追加で月額10ポンド(約1600円)払うと、ハンドルも温かくなる。現在このサービスは、イギリスのみで実施されている。

 

装備済みのヒーターが作動開始

 

BMWは、既にさまざまなサブスクリプションサービスを提供しているが、今月それにシートヒーターのサービスが加わった。ユーザーは月額15ポンド(約2400円)コースの他に、1年間150ポンド(約2万4000円)、3年間250ポンド(約4万1000円)のコースを選ぶこともできる。350ポンド(約5万7000円)払えば、無期限でシートヒーターを使えるようになる。BMWのサイトにはこう説明されている。

 

このサービス(運転席と助手席のシートヒーター)を受けられる車種には、生産時にヒーターの器具がすでに装備されています。なので追加の費用はかかりません。

 

(サブスクリプションの)料金を支払った後、無線データ通信でソフトウエアを(車に)ダウンロードするだけで、すぐ簡単にシートヒーターが作動するようになります。

 

また、月額10ポンド(約1600円)払えば、ハンドル(ステアリング)に埋め込まれたヒーターも作動するようになるとのこと。

 

ネット上には批判の声

 

BMWの広報担当者は、「ユーザーが車を購入する際にオプションとしてオーダーしなかったものも」このサブスクリプションサービスがあれば、「後になってから追加できる」とメディアに話している。

 

確かに、後から気が変わって欲しくなった時にはいいかもしれない。また、「中古車を買ったオーナーでもオプションを付けることが出来る」という点でも、ユーザーのためになると広報担当は言う。

 

だが、SNS上には、BMWは「がめつい」という批判的な意見が見られる。例えば……

 

BMWは冗談じゃなく、温かいシートと温かいハンドルに月額料金を請求している。高額なBMW車には、元からヒーターの機器が備わっていて、ソフトウェアでコントロールされている。がめついご都合主義だ。これが進むとどうなる? 「申し訳ありませんが、あなたの車は日曜には運転できなくなります」と言われることになるのか。——Garry Poulson – Charity Expert @Volunteeringace

 

この人が言うように、BMW側がソフトウエアを操作して、月額料金を払わないと運転できなくするようことも、可能といえば可能だろう。

 

またある人は「これはちょうど、カメラ付きのラップトップPCを買って、カメラを使うのに月額料を払わされるのと同じだ」と言って、BMWのサブスクリプションを批判している。(了)

 

出典元:MailOnline:‘You’re an IDIOT if you go along with this!’ BMW sparks controversy over new £15/month heated seat subscription service – with furious drivers calling the car giant ‘greedy’(7/14)

出典元:CNN:Why BMW is offering heated seats on a monthly subscription(7/14)

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