まるで火星の地表みたい!ロシアの雪山がオレンジ色に染まる現象が不思議
ロシアで雪山がオレンジ色に染まる事態となり、多くのメディアが取り上げ、話題となっている。
場所はオリンピックが行われたソチ
そんな現象が起きたのは、ロシア南部のソチにあるRosa Khutorリゾート。その場所は2014年に行われたオリンピックの競技会場になった場所だという。
その雪山の斜面が3月24日頃、突然オレンジ色の雪に覆われ、多くの人々を驚かせたそうだ。
実際、その光景はまるで砂漠か火星の表面を思わせるものだったらしく、現地でスキーなどを楽しんでいた人々が写真や動画を撮影し、ネットに投稿。その後、不思議な光景として話題となった。
下は動画。
上空で塵が雪と混じりオレンジ色に
この画像などを見た一部のネット・ユーザーは、写真にセピア色のフィルターをかけただけだと主張していたが、これは加工などしていない実際の光景だとされている。
気象学者によれば、このオレンジ色のものは塵で、アフリカのサハラ砂漠やアラビア半島の砂漠から吹き寄せられたものだという。
しかもその塵は上空の大気中で雪と混じり、雪自体をオレンジ色に染めたと考えられるそうだ。
またこのオレンジ色の雪に関しては、ロシアだけでなくウクライナやブルガリア、ルーマニアでも観測されている。
写真でも状況は把握できるが、実際の現場ではかなり不思議な雰囲気に包まれていたに違いない。(了)
出典元:ABC News:Orange-tinted snow makes ski resort look like Mars(3/25)
出典元:EXPRESS:Freak weather: Orange snowstorm submerges tourist resorts with eerie ‘apocalyptic’ scenes(3/25)
出典元:BBC:‘Orange snow’ baffles eastern Europeans(3/25)