インドネシアの沖合でダイバーが「メガマウス」に遭遇、動画の撮影に成功
インドネシアの海を潜っていたダイバーが、偶然メガマウスという大型のサメと遭遇し、動画を撮影することに成功した。
海中に突然姿を現し、接近
そのダイバーとはイギリスのマン島出身のPenny Bielichさん。彼女は先週の火曜日にインドネシアのコモド島北部にある、Gili Lawa Lautと呼ばれるエリアを潜っていたという。
すると目の前に非常に珍しいメガマウスが出現。ゆっくりとした動きで彼女に近づくと、そのまま脇を通り過ぎていったそうだ。
Bielichさんはその時に撮影した動画を自身のインスタグラムやYouTubeに投稿。YouTubeでは6日間でに6万回以上も再生された。
最大5mまで成長、100年生きる
MailOnlineによれば、メガマウスは最大で5mまで成長し、100年近くも生きるという。
日中は水深160mまで潜っており、夜になるとエサを求めて海面から12m付近まで浮上してくるそうだ。
主にエサはオキアミで、他にもプランクトンやクラゲなども大きく開いた口で一気に飲み込み、エラで漉して食べると見られている。
ただしその他の詳しい生態については解明されておらず、まだまだ多くの謎が残っているとか。
日本でも5mのメガマウスを捕獲
メガマウスが最初に確認されたのは1976年。ハワイ沖で船がアンカーを引き上げた時に、偶然引っかかっていたのが最初とされている。
その後、主に日本やフィリピン、台湾などで目撃されるようになるが、2002年4月20日にはアフリカ南部のビーチに打ち上げられているのが発見されたこともあるという。
日本では2016年4月に三重県の尾鷲港から約5kmの沖合で、5mのメガマウスが漁師の網に引っかかっているのが発見されたそうだ。
また今年の5月にも再び三重県や千葉県沖でも捕獲され、海中で泳ぐ動画が公開されて話題となった。
それでもMailOnlineによれば、これまで世界で63例(120例という意見も)しか目撃されておらず、今回インドネシアで撮影されたもので64例目になるという。(了)
出典元:MailOnline:Incredibly rare ‘megamouth’ shark is seen swimming off the coast of Indonesia(7/27)