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世界最高齢の犬に年齢詐称疑惑、ギネス記録のオフィシャルが調査開始

世界最高齢の犬に年齢詐称疑惑、ギネス記録のオフィシャルが調査開始
Guinness World Redcords

「存命中の最高齢の犬」、「史上最高齢の犬」という2つのカテゴリでギネス世界記録に一度は認定された犬に、年齢詐称の疑いがかかり、ギネス記録のオフィシャルが調査を開始した。

 

年齢30才268日とされていたが

 

その犬はボビという名のボルトガルの犬。ギネス記録に認定されたのは昨年2月のこと。年齢は30才と268日だった。その後2023年10月まで生き、31才163日で死んだ。

 

ボビの年齢は、ポルトガル政府に承認されたペットデータベースと、動物医療サービスの登録データによって証明されたはずだった。ところが、最近になってある人が、公開されたボビの画像におかしな点があるのを発見した。若い頃のボビの足先は白いが、老齢のボビの足先は茶色いというのだ。

 

ちなみに、ボビの犬種はラフェイロ·ド·アレンティジョで、平均寿命は12~14歳と言われている。

 

 

チェックが甘かったか

 

ギネス記録のオフィシャルは、ボビの年齢チェックが甘かった可能性があるとし、記録認定を一時保留。現在詳しい調査を進めている。

 

海外メディアが独自に調査したところによると、ボビが政府のデータベースに登録されたのは、死ぬ1年前の2022年のこと。

 

飼い主は登録時に、ボビの生まれ年を1992年と申請していた。だが、そのデータを詳しく見ると、「生まれ年を確認あるいは否定する登録証明書やデータは存在せず」との但し書きがあるらしい。

 

ポルトガル政府が、高齢の犬までペットデータベースに登録するように義務付けたのはほんの数年前、2020年10月。なので、ボビの飼い主が2022年まで登録しなかったことは、必ずしも不自然とは言えない。

 

ただ、ボビの生まれ年を直接証明する書類がないことに変わりはなく、足の色の違いも説明がついていない。

 

ボビのギネス記録が取り消しとなった場合、最高齢の犬は、アメリカ·オハイオ州の23才のチワワ「Spike」になるらしい。(了)

 

出典元:sky news:Bobi: ‘Oldest ever dog’ loses title as investigation launched by Guinness World Records(1/16)
出典元:Reuters:Guinness World Records reviews evidence related to ‘world’s oldest dog’ title(1/17)
出典元:Guinness World Records:ポルトガルに住む犬「ボビ」が史上最高齢の犬に認定(2023/2/2)

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