アメリカのワニが冬の川で、カチコチに凍り付く【動画】
異常な寒波に襲われたアメリカで、ワニが凍っている。凍(こご)えているのではなく、文字通り、氷の中にカチカチに固まっているのだ。だがそれでも、ちゃんと生きているという。
凍りついたワニ
アメリカ·ノースカロライナ州オーシャン アイル ビーチにある自然公園「Swamp Park Outdoor Adventure Center」は先週、ちょっと不気味な動画をSNSに投稿した。映っているのは、水の中に浮いたままの姿で凍りついているワニだ。
撮影したのは同公園のアシスタント・マネージャーであるScott Perryさん。動画中で、「ワニが凍るのは特別なことではない」と言っている。
@2guysandsomeland The Swamp Puppies are FROZEN #foryou #alligator #swamp #greenscreenvideo #greenscreen ♬ original sound – TwoGuysandSomeLand
冷血(変温)動物であるワニは、体温を一定に保てない。そのため、気温が下がると自動的に冬眠状態に入る。その時は、呼吸するために鼻を水面上に出したまま凍りつくのだそう。Perryさんはそう言いながら、氷から突き出たワニの鼻先をポンポンと叩いて見せている。
ちなみに、凍っているワニの体長は9~10フィート(2.74m~3.05m)ほど。その全身が宙に浮いたようになっている様子は「とてもファンタスティック」とPerryさんは言う。
テキサス州からも同様の動画が
先週、テキサス州ボーモントにある自然公園「Gator Country」からも、凍ったワニを映した動画が投稿された。やはり鼻先だけを氷から突き出した状態で固まっている。
@gatorcountrytx #alligatorsoftiktok #gatorcountrybmt #hibernation #fyp #garysaurage ♬ God’s Country – State of Mine & Drew Jacobs
動画中、公園のオーナーであるGary Saurageさんがこんな説明をしている。
「すぐそこを見てみな。ワニの全身が見えるだろ。でも、一番大事なのは……ワニの鼻を見てみろ。呼吸して酸素を取り入れるために、鼻を持ち上げて氷の上に突き出している」
こうして冬眠している間、ワニの「心拍数は1分間に3拍に減る」と語っている。(了)
出典元:AP:A blast of cold lets gators show off a special skill to survive icy weather(1/24)