自宅で動けなくなった飼い主、賢いワンコのおかげで救われる
アメリカで、賢いワンコが飼い主を救ったとして、そのエピソードがさまざまなメディアで報じられている。
道の真ん中に座ったワンコ
そのワンコとは、ワシントン州の人里離れたスティーブンス郡で暮らす、メスの「Gita」(13)だ。
「Gita」の飼い主の男性(84)は9月25日、自宅の小屋でケガを負い、動けなくなったという。
その後、「Gita」は自宅を離れ、道路の真ん中に座り込んだそうだ。そこへ、地元の保安官代理が車で通りかかった。
保安官代理は、飼い主を探すために、「Gita」を車に乗せようとしたという。しかし「Gita」は、車に乗ろうとはしなかったそうだ。
道を走り始め、保安官代理を案内
保安官代理は、一旦「Gita」を残して、車で数キロ以内の家を調べたが、飼い主は見つからなかったという。
しかし保安官代理は何かがおかしいと思い、再び戻って「Gita」の元へ。とりあえず車に轢かれないようにするため、道の真ん中からその犬を移動させようとしたところ、「Gita」が道を走り始めたそうだ。
そして保安官代理が、「Gita」の後をついて行った時、すぐに小屋から少し離れた場所で、助けを求める高齢男性の声を聞いたという。その後、飼い主の男性は救助されたようだ。
スティーブンス郡保安官事務所によれば、飼い主の男性は特定の薬を必要とする病状を抱えていたが、数時間前に転んで足を痛めて以来、薬を服用できなかったという。
そのため、もし飼い主の男性が発見されていなければ、重大な結果になったかもしれないとし、保安官事務所は声明で「Gitaの能力が、あの日、飼い主の命を救うことにつながった」と発表した。(了)
出典元:The Guardian:‘Good girl and true hero’: dog saves owner by leading US officer to her home(10/5)