英で絶滅した蝶が復活、目撃例が多数寄せられる

イギリスで、絶滅したと思われていた蝶の目撃例が増え、復活したと考えられている。
絶滅した「ヨーロッパヒオドシ」
その蝶とは、「ヨーロッパヒオドシ(英名:Large tortoiseshell、学名:Nymphalis polychloros)」だ。
この蝶は、かつてはイングランドとウェールズ全域に生息していたが、繁殖が確認されたのは1980年代が最後となり、イギリスでは絶滅したと宣言されていた。
しかしここ数週間、イングランドの町、ケントやサセックス、ハンプシャー、ワイト島、ドーセット、コーンウォールで目撃情報が相次いでいるという。
A species of butterfly which was thought to have died out in England more than 60 years ago is showing signs of breeding in Kent.
The large tortoiseshell butterfly was common in the UK but disappeared in the 1960s.
Read the full story here: https://t.co/TpbR46esVY pic.twitter.com/Odvd9Xp3cJ— BBC Kent (@BBCRadioKent) August 1, 2024
数日で20件もの報告
この蝶の成虫はニレの木に卵を産み付けるが、20世紀にはヨーロッパ全土にニレの立枯病が蔓延し、個体数が減少したと考えられている。
絶滅が宣言されて以来、イギリスでは目撃例が稀にしか報告されなかったが、近年は目撃例が増え、ここ数日で20件もの報告があったという。
「バタフライ・コンサベーション」の科学責任者であるリチャード・フォックス教授は、次のように述べている。
「この蝶がイギリスから姿を消した理由は分かっていないので、なぜ戻ってきたのかも判断が難しいです。しかし、ヨーロッパ全域で個体数が増加している背景には、気候変動が影響している可能性が高く、私たちはその恩恵を受けています」
今回の報告を受け、「バタフライ・コンサベーション」は、「ヨーロッパヒオドシ」が海外から渡ってきたのではなく、イギリスに生息する繁殖種として再び認定したという。(了)
出典元:BBC:‘Extinct’ butterfly found across southern England(3/10)


























