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英で絶滅した蝶が復活、目撃例が多数寄せられる

英で絶滅した蝶が復活、目撃例が多数寄せられる
X_BBC Kent

イギリスで、絶滅したと思われていた蝶の目撃例が増え、復活したと考えられている。

 

絶滅した「ヨーロッパヒオドシ」

 

その蝶とは、「ヨーロッパヒオドシ(英名:Large tortoiseshell、学名:Nymphalis polychloros)」だ。

 

この蝶は、かつてはイングランドとウェールズ全域に生息していたが、繁殖が確認されたのは1980年代が最後となり、イギリスでは絶滅したと宣言されていた。

 

しかしここ数週間、イングランドの町、ケントやサセックス、ハンプシャー、ワイト島、ドーセット、コーンウォールで目撃情報が相次いでいるという。

 

数日で20件もの報告

 

この蝶の成虫はニレの木に卵を産み付けるが、20世紀にはヨーロッパ全土にニレの立枯病が蔓延し、個体数が減少したと考えられている。

 

絶滅が宣言されて以来、イギリスでは目撃例が稀にしか報告されなかったが、近年は目撃例が増え、ここ数日で20件もの報告があったという。

 

「バタフライ・コンサベーション」の科学責任者であるリチャード・フォックス教授は、次のように述べている。

 

「この蝶がイギリスから姿を消した理由は分かっていないので、なぜ戻ってきたのかも判断が難しいです。しかし、ヨーロッパ全域で個体数が増加している背景には、気候変動が影響している可能性が高く、私たちはその恩恵を受けています」

 

今回の報告を受け、「バタフライ・コンサベーション」は、「ヨーロッパヒオドシ」が海外から渡ってきたのではなく、イギリスに生息する繁殖種として再び認定したという。(了)

 

出典元:BBC:‘Extinct’ butterfly found across southern England(3/10)

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