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オーストラリア北西部で大気が鮮やかな赤に染まる、その原因とは?

オーストラリア北西部で大気が鮮やかな赤に染まる、その原因とは?
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3月下旬、オーストラリア北西部で空が赤く染まる現象が起き、人々を驚かせた。

 

サイクロンが接近する中での現象

 

この現象が確認されたのは3月の第4週で、場所は西オーストラリア州北西部のピルバラ地域とガスコイン地域の沿岸部とされている。

 

この時、「サイクロン・ナレル」がこの地域に接近しており、空や一帯の大気も鮮やかな赤に染まったという。

 

このような気象現象は、オーストラリア北西部では滅多に起こらず、非常に特殊な環境条件下でのみ発生すると考えられている。下の動画では、色の編集などはされていない。

 

4つの要因が重なった結果

 

この現象が起きたのは、4つの要因が重なった結果だという。その4つとは、非常に乾燥した赤土がむき出された地形、降雨量の不足、「サイクロン・ナレル」による強い風、そして特定の風向きだ。

 

そもそもピルバラ地方の土壌は、酸化鉄を豊富に含み、濃い赤色をしており、大規模な鉄鉱石の採掘も行われている。

 

しかも「サイクロン・ナレル」発生前の6週間、この北西部広域では降水量が10~50mmにとどまり、荒涼とした大地は非常に乾燥していたそうだ。

 

そして「サイクロン・ナレル」の非常に強い風が、乾燥したピルバラ地方を吹き抜け、雨雲の前方で細かい赤い砂塵を巻き上げ、西へと運んでいった。

 

その結果、ピルバラ地域とガスコイン地域の沿岸部の空が、鮮やかな赤に染まったという。

 

しかしサイクロンが通過するにつれ、湿度が急激に上昇。続いて濃い雲が立ち込め、最終的には激しい雨が降った。このため、あの終末的な赤い砂塵は短時間で消え去り、大気から洗い流されたそうだ。(了)

 

出典元:INDEPENDENT:Australian skies turned blood red. A weather expert explains how(3/31)

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