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あのサハラ砂漠に再び降雪、今度は砂丘も雪ですっぽり覆われてしまう

あのサハラ砂漠に再び降雪、今度は砂丘も雪ですっぽり覆われてしまう
Facebook/Karim Bouchetata

昨年に引き続き、今年もアフリカのサハラ砂漠で雪が降り積もり、注目されている。

 

最大で40センチの積雪を観測

 

雪が降ったのは今週の日曜日、1月7日のことで、冬の嵐によって街では最大で16インチ(約40cm)まで降り積もったという。

 

その街とはアルジェリア北西部にあるAin Sefra。ここでは日曜日の早朝から雪が降り始め、オレンジ色の砂漠の上まで積もったそうだ。

 

 

街の中は1インチ(約2.5cm)か2インチ(約5cm)ほどしか積もらなかったようだが、砂丘ではすっぽりと白い雪に覆われた姿が撮影されている。

Facebook/Karim Bouchetata
Facebook/Karim Bouchetata

この写真を撮影したのはKarim Bouchetataさん。彼は取材に対し、次のように語っている。

 

「私たちは朝、目覚めて再び雪を目にした時、本当に驚きました。雪は日曜日には1日中残っていました。そして夕方の5時頃から解け始めたのです」

Facebook/Karim Bouchetata
Facebook/Karim Bouchetata
Facebook/Karim Bouchetata

2016年と2017年にも雪が降る

 

このAin Sefraという街は「サハラ砂漠の玄関口」とも呼ばれており、2016年のクリスマス後にも一時深い雪に覆われ、ちょっとした混乱を引き起こしたという。

 

実際に道路が凍り、滑りやすくなってしまったため、バスが止まって乗客が車内に取り残される事態になったそうだ。

 

また2017年の初めにも街は雪で覆われ、その時は子供たちが雪だるまを作ったり、砂山でソリに乗って滑ったりしたとか。

Facebook/Karim Bouchetata
Facebook/Karim Bouchetata

標高は高いが、1月の気温は6℃以上

 

この地域は周囲をアトラス山脈に囲まれており、海抜も3280フィート(約1000m)もあるという。

 

しかしここ数年間の降雪を除けば、1979年2月18日に30分ほど雪の嵐が吹き荒れて以来、全く降っていなかったそうだ。

 

それも標高が高いにも関わらず、この地域の1月の気温は6℃から12℃もあるからだと言われている。

Facebook/Karim Bouchetata

ただ今回は、先週から今週にかけて寒気が北アフリカまで下がり、結果としてヨーロッパに高気圧が発生し、さらに冷たい気候が南へと広がっていったという。

 

この現象があと数回続けば、もはやサハラ砂漠に雪が降るのも珍しい現象ではなくなるかもしれない。(了)

 

出典元:MailOnline:Snow covers parts of the SAHARA DESERT for the third time in 40 years as freak storm sees 16 INCHES fall in one day(1/8)

出典元:INDEPENDENT:Snow falls in Sahara desert for third time in 40 years(1/9)

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