自宅の庭に暮らすハツカネズミのために作られた、ミニチュアサイズの村が可愛い
自宅の庭に暮らすハツカネズミのために作られた、ミニチュアサイズの“村”が可愛いと話題を呼んでいる。
鳥の写真を撮っていたらハツカネズミを発見
自宅の庭にこのミニチュアの“村”を作ったのは、写真家のSimon Dellさん。
Dellさんが自宅の庭に一匹のハツカネズミが暮らしていることに気付いたのは、庭にいる鳥の写真を撮ろうとしていた時のこと。この時Dellさんは、地面で何かが動いているのに気付いたという。
当時のことについてDellさんは「私は地面にカメラを向け、非常に可愛らしい小さなハツカネズミが刈られたばかりの芝生の上でミーアキャットのように立っているのを見て、驚いたと同時に非常に嬉しく思いました」と語っている。
この後ハツカネズミを発見したDellさんは、彼に与えるためのピーナッツを取りに家の中へと戻り、再びハツカネズミが戻るまで座って待っていたという。
ハツカネズミに安全な住みかを作ることを思い付く
しかしハツカネズミとDellさんとの交流はこれだけでは終わらなかった。
Dellさんはハツカネズミが安全に隠れることのできる、住みかを作ることを思い付いたのだ。
この案を考え付いたDellさんは、箱の周りに小さな枝を置き、さらにそれを苔とわらで覆い、小さな家を制作。
Dellさんはこの家について「数匹の猫がすぐ近くのフェンスの反対側にいるのが見えました。枝の家はハツカネズミに、少しだけの安全を与えたのです」と語っており、ハツカネズミの安全を確保するものであったことを説明している。
またDellさんは最初に発見した一匹のハツカネズミにGeorgeとの名前を付けたという。
家から村へと進化
一方、枝でできた住みかを作成してからわずか数日後、DellさんはGeorgeの他にもハツカネズミがいることに気付いたという。
また近いうちにGeorge以外のハツカネズミも餌を求め目の前に姿を現すと見たDellさんは、他のハツカネズミ達のためにも住みかを作ることを決心。
これについてDellさんは、自らがハツカネズミに餌を与えるようになったがためにDellさんの目の前へと姿を現すようになったネズミたちが、その際に猫などの天敵に発見され食べられてしまうといったことがないよう、安全な場所を提供したいと感じたとしている。
またDellさんによると、ハツカネズミ達はDellさんお手製の家を気に入っているとのこと。
さらにDellさんがカメラを手に至近距離まで近づいても、ハツカネズミ達はあまり警戒することなく喜んで家の中を出入りしているように見えるとのことで、Dellさんお手製の家はよほどネズミたちのお気に入りとなっているようだ。
ハツカネズミの家の中はどうなっている?
一方、気になるのはハツカネズミの家の中がどのようになっているのかということだ。
Dellさんによると、最初に制作した住みかはごく簡単なものであったものの、その後姿を見せるハツカネズミの数が増えるのにつれ、Dellさんは住みかに複数の部屋を設置するようになったという。
さらにハツカネズミの住みかには出入口が2~3か所ほど設けられており、必要あれば外へと逃げることも可能となっているとのことだ。
またDellさんの庭には現在5匹程度のハツカネズミが暮らしているとのことだが、そのうちの一匹のメスは妊娠しているとのこと。
子供の誕生に備え、Dellさんはさらに村を拡大させる必要がありそうだ。
Dellさんいわく、冬の訪れにより日が短くなり、それに伴いハツカネズミ達が目の前に姿を見せることも減ったという。
しかしDellさんが制作した住みかでは、今もハツカネズミたちが幸せな暮らしを送っており、彼らが冬の寒さを耐え忍ぶことができるようにとDellさんは枕の詰め物であった鳥の羽を与えたりもしているとのことだ。
尚、Dellさんが撮影したハツカネズミ達の姿はこちらのページから見ることができる。
見るだけで心が和んでしまう可愛らしいハツカネズミの家。彼らがいつまでもそこで快適な生活を送ってくれることを願うと共に、Dellさんの投稿する写真を楽しみに追っていきたいところだ。(了)
出典:Boredpanda:Man Discovers A Family Of Mice Living In His Garden, Builds Them A Miniature Village
出典:My Modern Met:Photographer Builds Tiny Village for Adorable Family of Mice Found Living in His Garden(11/30)