世界最高齢のウサギ(16才)はあんまり可愛くなかった
米国イリノイ州の女性が飼っているウサギのミック君が、生存している最高齢のウサギとしてギネス世界記録に認定された。
ミック君は2月9日に16才の誕生日を迎えた。飼われているウサギの平均寿命は8〜12年と言われているが、ミック君はそれより約6年近く長生きしている。
ウサギといえば可愛らしいイメージがあるが、ミック君はさすが最高齢のウサギだけあり、ギネス世界記録が公開した写真にはどっしりとした風格が漂っている。
Named after The Rolling Stones singer Mick Jagger, Mick the rabbit from Illinois, USA has lived to the grand old age of 16 🐇
何度も死にそうになった
飼い主のLiz Renchさんは、ギネス記録に認定された喜びをこう語っている。
彼(ミック)のことをとても誇りに思っています。彼が見せてくれた回復力には、私もポジティブな刺激を受けました。
もう死ぬだろう、と思ったことが、数え切れないくらいあります。けれど彼は老いに上手く適応し、健康でい続けました。
私は20年近く何匹ものウサギを飼ってきましたが、13年以上生きたのはミックが初めてです。彼は特別なウサギです。そんな彼を飼うことができて、ラッキーだと思っています。
動物保護施設から貰い受けたウサギ
Renchさんがウサギのミックと出会ったのは2004年のこと。ボランティアで働いていた動物保護施設にいたウサギだった。
ミックという名前は、ロックバンド・ローリングストーンズのミック・ジャガーからとったもの。当時、ミック君には、ビアンカという名前(ミック・ジャガーの奥さんの名前と同じ)の仲良しウサギがいたので、そちらはRenchさんの友人が貰い受け、2匹のウサギはその後5年間仲むつまじく過ごしたという。
だがビアンカは2009年に死んでしまい、ミックは生き続けた。
持病はあるが食欲旺盛
高齢のミック君は白内障とリウマチ(関節炎)を患っている。リウマチの痛みを和らげるために鍼治療も受けている。
だが食欲は旺盛で、健康的な体重を維持し続けているとRenchさんは言う。
ミックはカルシウムの少ない野菜や干し草、ニンジン、ラディッシュ、ベリー類をたくさん食べます。食べることが大好きなんです!
こんな様子を見ているRenchさんは、ミック君の生きる意欲がひしひしと感じられるそうだ。世界最高齢の記録は今後さらに伸びるだろう。(了)
出典元:UPI:Illinois rabbit, 16, dubbed world’s oldest by Guinness(3/8)
出典元:Guinness World Records:Meet Mick, the world’s oldest rabbit who is 16 years old(3/8)