魚の母親を守ろうとする子供たち、体から離れない動画が切ない
かなり以前に公開されたものなのだが、魚の親が水から引き上げられるのを、子供たちが必死に守ろうとする動画をご存知だろうか。
母親から離れない子供たち
その動画は5年前に公開されたもので、場所や撮影者などの情報は一切分かっていない。
映像には、まず白と黒の魚(雷魚・Snakeheads)が水から引き上げられようとしている姿が映っていた。
そしてよく見ると、この魚の周りには小さな赤い子供の群れが見える。
それらの群れは、まるで母親を守ろうとするかのように、体の周りを取り巻き、決して離れない。
やがて動画に映っていた人物は、その魚を結局、放してあげることに。
https://youtu.be/ck835YFjEvM
繁殖期は4月から、1000個も卵を産む
Wikipediaによれば、雷魚は基本的に魚食性だが、甲殻類、昆虫類、カエル、カメなど水生動物のほか、時には水鳥の雛、水辺周辺に生息する小動物(ネズミやヘビなど)といった、さまざまな獲物を捕食するという。
また繁殖期は4月から6月。水草の上に薄黄色の粘着性の卵を1000個以上も産み付け、親が卵や稚魚を保護するそうだ。種によっては産卵の際に水草などを集めて巣を作るもの、卵や稚魚を口内で保護するものなどもいるとか。
実際に日本の雷魚も同じく、赤い稚魚を守りながら親が一緒に移動する動画が、YouTubeで公開されている。
今回の動画で雷魚を逃がした人も、健気な子供の姿に同情したのかもしれない。(了)