深海を探査中、目の前に巨大なサメが出現、潜水艇に乗っていた研究者も驚愕
深海を潜っていた潜水艇の前に、突然巨大なサメが現れ、その様子が公開されている。
バハマ沖、800mの深海を調査
この映像を撮影したのは深海を調査している「OceanX」のチーム。当時、彼らはカリブ海にあるバハマ・エルーセラ島のCape Eleuthera沖で、調査を行っていたという。
研究者らは「Nadir(Triton 3300/3)」という潜水艇に乗り込み、深さ800mまで潜り、生物をとらえるために撮影をしていたそうだ。
その時、突然、巨大なサメが出現。しかもそれは潜水艇の周りを泳ぎ、やがてカメラの前に近寄り、船体を押し始めたとか。
原始的な種、化石でも発見される
このサメは「カグラザメ」とみられ、原始的な種で、化石としても発見されているという。
横幅の広い頭は扁平で、先端に向かって尖っており、大きな緑色の目を持ち、背中に小さな背びれがあるそうだ。
日中は2000m付近の深海に生息し、夜になるとエサを食べるため海面付近や浅瀬にまで移動してくると言われている。
滅多に人間と接触する機会はなく、挑発しない限り襲わないとされており、最大で20フィート(約6m)にまで成長するそうだ。
日本では2015年に生きたままの「カグラザメ」が青森県沖で捕獲されている。
また、今回使用された潜水艇「Nadir」は、1人の操縦者と2人の人間を乗せて、深さ1000mまで潜ることが可能だという。
不気味な顔をしたサメだが、深海の闇の中で突然、このような巨大なサメに遭遇するとは、研究者もきっと驚いたに違いない。(了)
出典元:Mirror:Terrifying moment researchers come face to face with giant ‘prehistoric’ shark(8/3)
出典元:FLORIDA MUSEUM:Bluntnose Sixgill Shark