カナダの街にホッキョクグマが出現、野球のグランドを保護官と追い駆けっこ
カナダの街に日中、ホッキョクグマが現れ、野球のグランドを駆け回る様子が撮影された。
追われてグランドを走り回る
その様子が目撃されたのは10月9日、場所はマニトバ州の街、Churchillとされている。
その街にある野球のグランドのフェンスの隙間を抜けて、突然ホッキョクグマが現れたという。
そして野生動物の保護官が、麻酔銃(トランキライザーガン・静穏銃)を手に現れると、ホッキョクグマは3塁ベースから1塁ベースに向かって、なんだか楽しそうに走っていったそうだ。
Dani Elleさんの投稿 2019年10月9日水曜日
街から40km離れた場所へ運ばれる
この様子を撮影したのは、Danielle Daleyさん。彼女は窓の外を見た時に、2人の保護官がクマを追いかけているのを見て、信じられない思いをしたという。
しかしそれから15分後、保護官らはグランドの隣にある駐車場で、ホッキョクグマをコーナーに追い詰め、麻酔を打つことに成功する。
このホッキョクグマはメスで、体重は約90kgもあると見られており、その後施設へ連れて行かれ、さらにヘリコプターで街から北へ40km離れた地点で自然に帰されたとか。
保護官の1人、Bob Windsorさんによれば、ホッキョクグマが日中、街に姿を現すのは非常に珍しい事だという。
というのもホッキョクグマが街に入るのは夜のことで、たいていはそれまでに人間に目撃されているからだと、述べている。
これによるケガ人はいないようだが、被害がなくて良かったと言えるだろう。(了)
出典元:MailOnline:You’re outta here! Polar bear gives conservation officers the run around as she bounds between bases on baseball field before being tranquilized in Canadian town(10/14)
出展元:CBC:Polar bear caught on camera in Churchill ball diamond(10/11)