太り過ぎて飛べなかった野生のフクロウ、ダイエットに成功し再び大空へ
太りすぎて飛べない状態のフクロウが保護され、その後施設でダイエットすることになった。
当初はケガで飛べないと考えられた
フクロウを救助したのは、イギリスの動物保護団体「Suffolk Owl Sanctuary」だ。
「Suffolk Owl Sanctuary」のブログによれば、このフクロウは数週間前に、溝の中で飛べない状態で発見されたという。
スタッフは当初、ケガや水に濡れて飛べないと考えていたが、調べた結果、単に太りすぎて飛べない状態だったことが明らかとなる。
野生で太って飛べないのは珍しい
「Plump(丸々と太った)」と名付けられたこのフクロウは当時、体重が245gもあり、健康なメスの同じフクロウに比べて、1.3倍も重かったという。
また体の周りについた多くの脂肪によって、飛ぶことができなくなっていたそうだ。
しかしこのようなことは、野生の鳥の中では極めて珍しいとされている。
そこで調べた結果、12月が暖かく雨の日も続いたせいで、餌となるネズミなどが多かったため、フクロウがいつもよりたくさん食べたことが原因だと分かったという。
厳格なダイエットを実施
このため保護団体のスタッフは、「Plump」に厳格なダイエットを実施。同時に、運動するようにも促した。
その結果、2週間半後には約20gから30gの体重を減らすことに成功したという。
そして先日、スタッフは「Plump」を自然に返す場面を撮影。そこには無事に飛び立ち、遠くの木の枝に向かって羽ばたいていく様子が映っていた。(了)
出典元:NYPost:‘Extremely obese’ owl put on strict diet so it can fly again(1/30)
出典元:Suffolk Owl Sanctuary:A not so little, little owl(1/23)