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オークションハウスの郵便受けに入っていたのは、マハトマ・ガンジーの丸眼鏡だった

オークションハウスの郵便受けに入っていたのは、マハトマ・ガンジーの丸眼鏡だった
East Bristol Auctions

マハトマ・ガンジーの丸眼鏡が、今月21日、イギリスのオークションハウス(競売会社)で競売にかけられる。

 

100万円を超える値がつくと見込まれる眼鏡だが、所有者はそう思わなかったらしい。オークションハウス「East Bristol Auctions」のスタッフは、8月3日の朝、何も書かれていない白封筒に入った眼鏡が郵便受けに投げ込まれているのを見つけたという。

 

Wikipedia/マハトマ・ガンディー

 

ガンジーの眼鏡

 

マハトマ・ガンジーは、イギリス統治下にあったインドで「非暴力主義」による独立運動を主導した政治活動家。インド建国の父として知られている。

 

オークションハウスの担当者であるAndrew Stoweさんは、ガンジーの眼鏡が郵便受けに入っていたことに驚き、海外メディアにこう話している。

 

「金曜日の夜に、誰かが会社の郵便受けに放り込んだのでしょう。月曜の朝、うちのスタッフが見つけた時、封筒は差入口から半分突き出てぶら下がった状態でした。それには手紙も入っていて、『これはガンジーの眼鏡です』と書かれており、所有者の電話番号もありました」

 

East Bristol Auctions

 

その後、所有者に電話で詳しく聞いたところ、眼鏡は、所有者の伯父が1920年代にガンジー本人から貰い受けたものだとのこと。その伯父は、当時、英国石油(ブリティッシュ・ペトロリウム)で働いており、仕事で南アフリカに滞在中、ガンジーに何らかの便宜を図ったそう。

 

スタッフが裏を取ったところ、話の場所や日時が全て事実と合致したという。「ガンジーが眼鏡をかけ始めた時期とも一致していましたよ」と担当のStoweさん。ガンジーは、自分を助けてくれた人にちょっとした私物をプレゼントしたことでも知られている。

 

予想落札価格は200万円以上

 

金メッキが施された眼鏡には、非常に度の弱いレンズが入っている。このことから、「おそらくガンジーが最初にかけた眼鏡のうちの一つだろう」とStoweさんは考える。

 

予想される落札価格は、最低でも15,000ポンド(約200万円)。このことを電話で知らされた所有者は「しばらく無言だった」そう。「心臓麻痺でも起こしたんじゃないかと思いましたよ」とStoweさんは言う。

 

競売は8月21日、オンラインで実施される。(了)

 

出典元:East Bristol Auctions: PAIR OF MATHATMA GANDHI’S PERSONAL SPECTACLES

出典元:BBC:Gandhi’s glasses left in Bristol auctioneer’s letterbox(8/9)

出典元:Good New Network:Spectacles Belonging to Gandhi Were Mailed to an Auction House–With Owner Having No Idea of Their Value(8/7)

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