地下鉄でネズミが喧嘩…英の写真コンテストに入賞した作品がユニーク
先日、自然の動物たちの姿をとらえた写真のコンテストが行われ、ユニークな数々の作品が紹介されている。
1位は「ネズミの喧嘩」
そのコンテストとは「2019 Wildlife Photographer of the Year LUMIX People’s Choice Award」。これはイギリスのロンドン自然史博物館が主催する、野生動物を対象にしたコンテストだという。
毎年行われ、今回は100カ国から4万8000点の作品がエントリーされたそうだ。
実はこのコンテストは昨年10月に最優秀作品が発表されたのだが、そこで選ばれなかった写真の中から素晴らしい作品が、もう一度ファンの投票によって選ばれたという。
そして受付が2月4日に締め切られ、その結果、次のようなユニークな作品が優勝した。それがこちら。
これはロンドンの地下鉄で、ネズミたちが食べ物をめぐって争っている場面。撮影した Sam Rowleyさんによれば、この瞬間をとらえるのに、5日間も駅に通い、ホームに横たわって、辛抱強く待たなければならなかったという。
他の入賞した作品もさまざま
入賞した作品もそれぞれユニークだ。下は Aaron Gekoskiさんの作品。
これはタイのバンコクにある「サファリワールド」で撮影されたと見られ、Gekoskiさんは現在でもオランウータンがボクシングやダンス、ドラムを叩くなどのパフォーマンスを強制されていると訴えている。
こちらは Michel Zoghzoghiさんの作品。ジャガーの親子がアナコンダを捕まえ、一緒にくわえている場面だ。
この写真はブラジルのTrês Irmãos 川で撮影されたもので、Zoghzoghiさんのボートの前をジャガーの親子が歩いて行った瞬間だという。
さらに下は、ケニヤ北部でレンジャーをしているMartin Buzoraさんの作品。
彼はしばしば親を失ったクロサイの子供の世話をしており、ここに映っている子供のサイ「Kitui」も密猟の結果、母親の視力が失われたことから、保護施設に預けられているそうだ。
こちらは Francis De Andresさんの作品。
この写真はノルウェーの群島で撮影されたもので、映っているのは北極トナカイだ。彼らは冬の凍てつくような環境にも適応し、雪の風景に紛れながらFrancisさんを興味深く見つめていたという。
これらの作品は5月31日まで、ロンドン自然史博物館で展示されているという。他にもさまざまな写真があるので、是非サイトもご覧いただきたい。(了)
出典元:ABC News:Photo of 2 mice ‘fighting’ on subway platform wins award(2/13)
出典元:boredpanda:Mouse Fight On Subway Wins People’s Choice For Wildlife Photographer Of The Year(2/12)
出典元:BBC:Wildlife photos: Squabbling mice top ‘people’s poll’ award(2/12)