恋人を失った2匹のコツメカワウソ、やがて恋に落ち再び元気に
それぞれ恋人と死に別れた2匹のコツメカワウソが、お互いに恋に落ち、幸せに暮らしているというエピソードが伝えられている。
お互いに恋人を失ってしまう
オスのコツメカワウソの「ハリス」はイギリスのコーンウォールにある保護施設「Cornish Seal Sanctuary」で暮らしていたが、4年前パートナーに死なれてしまったという。
またイングランドの街、スカボローにある水族館「Sea Life Scarborough」で暮らすメスのコツメカワウソ「パンプキン」も、同じく年上の恋人だった「エリック」を失ってしまったそうだ。
やがて「パンプキン」は孤独な様子を見せ始めたため、スタッフは「Cornish Seal Sanctuary」にいた「ハリス」と彼女を引き合わせることに。
性格が合うかどうか、話し合う
実はコツメカワウソがペアになる可能性を最大限に高めるには、新しいオスをメスの縄張りに導入して、オスがメスに服従しやすくするのが最善の方法だという。
そこで保護区と水族館のスタッフは、「ハリス」を移動させる前に、2匹の性格が合うかどうかを話し、確認したそうだ。
そして実際に移動させたところ、「パンプキン」は「ハリス」を受け入れ、2匹はデートを楽しんでいたという。
今では2匹は新しい家に引っ越し、「パンプキン」は再び元気を取り戻し、「ハリス」も新しい居場所にも落ち着いたという。
「Cornish Seal Sanctuary」のキュレーターであるTamara Cooperさんは、「完璧なおとぎ話の結末」だと語っている。(了)
出典元:Evening Standard:Widowed otters find ‘fairytale love story’ during lockdown(12/2)
出典元:BBC:Otters find ‘fairytale’ love in lockdown(12/4)