竜巻の卵「漏斗雲」に飛行機が接近、ダイナミックな映像を撮影
アメリカの上空で、ちょっと珍しい雲の姿が、すぐ近くから撮影された。
長く伸びた雲に接近して撮影
その動画が撮られたのは6月13日、場所はオクラホマ州の南西部にあるGrady郡の上空とされている。
撮影したのは、パイロットのDavid T. Evansさんだ。彼は飛行機に乗って、漏斗雲に接近。
地上へ伸びている様子を、間近で撮影することに成功した。
Hey @emilyrsutton and @tornadopayne my husband, David, found this while out flying today between Minco and Tuttle!! pic.twitter.com/rHMCz2w2Kk
— J Evans (@jlnphoto) June 13, 2021
漏斗雲とは?
この動画はDavidさんの奥さんが、その後ツイッターに投稿。現在までに87万回以上も再生されている。
そもそも漏斗雲とは、積乱雲や積雲などから垂れ下がるようにできるロウト(じょうご)状の雲のこと。竜巻が発生する直前や竜巻が発生している最中に見られるため、非常に危険とされている。
オクラホマ州南西部はその日乾燥していたが、午後から夜にかけて、激しい雷雨が散発的に発生。このため大気中には漏斗を形成するのに十分な風の回転が存在していたという。
また嵐は夕方に南下して、隣のテキサス州の北部へと移動、やがて消滅したそうだ。
アメリカでは先日も巨大な竜巻が発生し、その映像も撮影されている。下はコロラド州で6月7日に発生した様子。(了)
出典元:2NEWS OKLAHOMA:Plane flies around funnel cloud in western Oklahoma(6/15)