飛行機の影に虹色の光、美しい光学現象が撮影される
中米を飛行中の乗客により、ちょっと珍しい光学現象が撮影された。
コスタリカ上空を飛行中に目撃
その動画を撮影したのは、Katherine MacKenzieさん。
彼女は今年の1月、中米のコスタリカ上空を飛行中、窓の外に虹ができていることに気づいたという。
自分が乗っている飛行機の影が、雲に映った時、影の周りが虹色に輝いていたそうだ。それがこちら。
雲粒や霧粒によって光が散乱
これは「ブロッケン現象(グローリー)」と呼ばれ、影の周りにある雲や霧の粒子によって太陽の光が散乱し、影の周りに虹と似た光の輪となって現れる。
主に山岳の気象現象として有名で、尾根の日陰側、または風上側の急勾配の谷で、山肌に沿って雲や霧がゆっくり這い上がり、稜線で日光にあたって消える場合によく観察されるという。
また今回のように、航空機から見下ろす雲や、平地の川霧などでも現れることがあると言われている。
当サイトでも以前、女性が山に登っている際に撮影した「ブロッケン現象」を紹介している。
そちらの記事にも見事な動画があるので、是非ご覧いただきたい。(了)
出典元:Caters Clips:OPTICAL PHENOMENON | Passenger Films ‘Glory’ Circling Plane Shadow(2/22)