クウェートが珍しく雹の嵐に見舞われ、積雪も観測
中東のクウェートでは先日、珍しく雹が降り、子供たちを喜ばせたという。
雹や雪の様子がSNSを賑わす
クウェートの南部は12月27日に珍しく雹の嵐に見舞われ、SNS上にもその様子が多く投稿された。
クウェート市から南に約50キロのウンムアルハイマン地区では、子供たちがスカーフやレインコートを身につけ、雹をすくい上げていたという。
またSNSには、道路上や地面に雪が積もる様子も投稿されている。
Snow fall
Kuwait 🇰🇼 wafra pic.twitter.com/nt6MVRTcDs— 💕 سیدہ کویتی مرشد 💕 (@syedagulwis) December 27, 2022
Incredible but true – it’s snowing in #Kuwait and the mosques are offering prayers in thanks 🤲🏻🙏🏻🤲🏻 pic.twitter.com/0mvayhbVKy
— Be the Change👊🏻 (@nandtara) December 27, 2022
クウェート気象局の元局長、ムハンマド・カラム氏は取材に対し「冬季にこれほど多くの雹を見たのは、15年ぶりです」と語っている。
将来的には住めなくなる可能性
クウェートの気象局によると、12月27日からの降水量は最大63ミリに達したが、天候は回復しつつあるという。
ただカラム氏は、気候変動が気象パターンを混乱させているとし、この珍しい現象が再び起きると予想している。
石油が豊富な中東の湾岸諸国は、夏の猛暑に耐えており、科学者たちは、気候変動のために将来的には住めなくなる可能性があると予測しているという。
2016年、夏の気温のピークは摂氏54度。クウェートの環境当局は、2071年から2100年にかけて、一部の地域で過去の平均と比較して4.5℃暑くなる可能性があると警告している。(了)
出典元:France24:Rare hail brings winter white to desert hotspot Kuwait(12/28)