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「パレスチナ人を全員殺すべき」米下院議員が大量虐殺を容認する発言

「パレスチナ人を全員殺すべき」米下院議員が大量虐殺を容認する発言
Public Domain_ Library of Congress

アメリカの下院議員が、ガザ地区にいるパレスチナ人を全員殺すべきだとする発言を行った。

 

共和党のアンディ・オグレス下院議員

 

その下院議員とは、共和党のアンディ・オグレス氏だ。彼は2月20日、ガザ地区での停戦を求める活動家たちと対峙。

 

その際、ある活動家の女性が、ガザ地区でパレスチナ人の子供を殺すために自分の税金が使われていると非難し、それについて彼に問い質した。

 

これに対しオグレス議員は、「それで気分が良くなるなら、(パレスチナ人を)全員殺すべきだと思うよ、ハマスの皆さん」と答えたという。

 

 

この大量虐殺を容認する発言に対して、パレスチナ人を擁護する人々からは怒りの声が上がったが、議会指導部からは批判の声すら上がらなかったそうだ。

 

他の議員も過去に同様の発言

 

もっともこのような発言が、議員などから出るのは初めてではない。

 

共和党のマックス・ミラー下院議員(ユダヤ系)は以前、「(パレスチナは)おそらく骨抜きにされる領土だ。彼らは間もなくここから立ち去るだろう。我々はそこを駐車場に変えるつもりだ」と発言していた。

 

また共和党のブライアン・マスト下院議員も昨年、「罪のないパレスチナ民間人は、ほとんどいない」と発言。

 

フロリダ州議会のミシェル・サルツマン議員にいたっては、何人のパレスチナ人を殺害する必要があるかと問われ、「全員です」と答えていた。

 

さらに昨年11月には、唯一のパレスチナ系の下院議員(民主党)であるラシダ・タリーブ氏が、イスラエルを批判し続けたことで非難され、彼女に対する問責決議が可決された。

 

この問責決議には共和党の大部分と、民主党の22人が賛成。民主党の多くは反対し、共和党からも4人が反対に回ったが、234対188で可決された。

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Nasser Hospital ‘place of death’, says UN(2/21)

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