トランプ氏の右腕J.D.ヴァンス氏、過去に投稿した写真にナチスグッズが写り込んで炎上
ドナルド・トランプ氏から副大統領候補に指名されたJ.D.ヴァンス氏だが、2021年に投稿した写真が炎上している。
ナチスグッズが写り込んだ写真
問題となっている投稿は、2021年9月11日に開催された銃の展示会会場で撮影されたものだ。
— JD Vance (@JDVance) September 11, 2021
こちらの写真では、20世紀初頭に開発された日本初の自動拳銃である南部式自動拳銃など、歴史的な価値のある拳銃を見ているヴァンス氏の姿が投稿されている。
問題となっているのは、ヴァンス氏から2メートルほどしか離れていないテーブルに、ナチスのハーケンクロイツと思われるものが展示されていることだ。
▼わかりやすく編集されたz3dster氏の投稿
Vance spent 9/11/2021 at a gun show the sold framed Nazi regalia https://t.co/5eroTIiM8h pic.twitter.com/lIHTCwBQo0
— z3dster (@z3dster) July 27, 2024
南軍旗が写り込んだ写真も
同じ日に投稿された写真の中には、もう1枚問題視されているものがある。
Took the toddler to a gun show this morning. Saw some amazing historical weapons, some going back to the Civil War. pic.twitter.com/C7zYQi3FA9
— JD Vance (@JDVance) September 11, 2021
出展者と思われる男性と幼児と共に写真を撮っているヴァンス氏。彼らの間から見えているのは南軍旗だ。南軍旗とは、南北戦争(1861~65年)で南部連合が使った旗であり、南部の誇りを示すと同時に、南北戦争で奴隷解放に反対した南部軍の象徴=人種差別の象徴であるとされている。
2020年7月には、黒人のジョージ・フロイド氏が白人警官に首を圧迫されて亡くなった事件をきっかけに、当時の国防長官だったマーク・エスパー氏はすべての米軍施設で南部旗の掲揚を事実上禁止。同年11月、当時大統領だったドナルド・トランプ氏はエスパー氏を解任した。
炎上後、この投稿を問題視する声と同様に「銃の展示会では、コレクターアイテムとして第二次世界大戦のグッズが販売されることがある」など、ヴァンス氏を擁護する声が投稿された。また、当時は新型コロナウィルスが流行中であったのにもかかわらず、誰もマスクをしていないことも指摘されている。(了)