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欧米諸国はガザ地区での停戦に期待、しかしイスラエル軍は激しい空爆を実施

欧米諸国はガザ地区での停戦に期待、しかしイスラエル軍は激しい空爆を実施
X_@Joud9996

「ハマス」の指導者であるヤヒヤ・シンワール氏が殺害され、イスラエルを支援し続けている欧米諸国の指導者は、ガザ地区での停戦に希望を見出しているようだ。

 

停戦の合意に期待

 

アメリカのバイデン大統領は10月18日、シンワール氏の死により「ガザ地区での停戦と、ハマスが拘束した人質解放の合意の具体的な見通しが開けることを期待している」と述べた。

 

またドイツのオラフ・ショルツ首相も、シンワール氏の死により、停戦とイスラエル人の人質解放への扉が開かれることを期待していると語ったという。

 

イギリスのスターマー首相も18日、「無実のイスラエル人の血を流した、ハマスの指導者の死を、悲しむべきではない」とし、「イギリス政府はイスラエルの自衛権を支持し続けており、同盟国は中東における暴力の激化を鎮めるために引き続き努力する」と述べた。

 

イスラエル軍が激しい空爆、援軍も投入

 

しかしイスラエルのネタニヤフ首相は、引き続き戦い続けると述べており、実際イスラエル軍は10月17日の夜から18日にかけて、ガザ地区で激しい空爆を行い、数多くのパレスチナ人が殺害された。

 

特に被害が多かったのは、ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプで、ここでは数回の空爆が確認されており、ガザ地区の保健当局によれば、17日以来、子供を含む、少なくとも62人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

 

ガザ地区北部は包囲され、すでに数万人のパレスチナ人が閉じ込められており、ジャバリアには「ハマス」の戦闘員も再結集し、イスラエル軍との間で激しい戦闘が行われている。

 

そしてイスラエル軍は18日、ジャバリアでの作戦を強化するため、援軍を投入したと明らかにした。

 

ガザ地区の保健当局によれば、昨年10月以来、イスラエル軍の攻撃により4万2500人以上のパレスチナ人が殺害され、そのほとんどが民間人だという。

 

 

一方、イスラエル軍はレバノンにも攻撃を続けており、10月17日には45人が死亡、179人が負傷した。

 

「ハマス」もシンワール氏の死を認める

 

シンワール氏の死亡については「ハマス」も認めているが、「ハマス」の高官であるKhalil al-Hayya氏は、「彼の死は、私たちの運動の強さと堅固さを増すだけだ」と述べ、「イスラエルが戦争を終わらせるまで、人質を解放しないだろう」と述べたという。

 

また「ハマス」の軍事部門である「カッサム旅団」もシンワール氏の死を悼み、「パレスチナ解放まで、イスラエルと戦い続ける」と誓っている。(了)

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Biden suggests opportunity for Israel-Iran deal that ‘ends the conflict for a while’(10/18)

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