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イスラエルのネタニヤフ首相がトランプ大統領と会談、休戦の第2段階の行方は?

イスラエルのネタニヤフ首相がトランプ大統領と会談、休戦の第2段階の行方は?
flickr_ThatMakesThree

イスラエルのネタニヤフ首相がアメリカを訪問し、トランプ大統領と会談を行った。

 

休戦の第2段階について会談

 

イスラエルのネタニヤフ首相は2月4日、アメリカのトランプ大統領と会談し、ガザ地区における休戦協定の第2段階に関して、話し合ったと考えられている。

 

ネタニヤフ首相はホワイトハウスで、記者から「ハマス」に捕らえられているイスラエル人の人質を帰国させる決意について尋ねられた際、「それが達成したい、いくつかの目標の1つである」と表明。次のように述べた。

 

「私は、人質全員の解放と戦争目標の達成を支持する。これには『ハマス』の軍事力と統治力を破壊し、ガザがイスラエルにとって脅威にならないようにすることが含まれる」

 

この言葉を受け、トランプ大統領はネタニヤフ首相を賞賛し、「取引(停戦合意のことか?)は成立する」と述べたという。

 

イスラエルと「ハマス」の第2段階の停戦合意の交渉について、トランプ大統領は記者団に対し、「誰もが一つのことを求めている。それは、皆さんもご存知のとおり、平和だ」と語り、「イスラエルには適切な指導者がいる。彼(ネタニヤフ氏)は素晴らしい仕事をしたし、我々は長い間友人だ」と述べたそうだ。

 

パレスチナ人をガザ地区から追放することを提案

 

その一方で、トランプ大統領は、ガザ地区が「破壊されたエリア」となっており、そこに住むパレスチナ人を、ヨルダンやエジプトへ移住させるべきだとし、次のように述べた。

 

「ヨルダンとエジプトは受け入れないと言うが、私は彼らが受け入れ、他の国も受け入れるだろうと思う、ガザを見れば、建物はほとんど残っておらず、残っている建物も崩壊するだろう。人々は、今すぐガザに住むことはできない。別の場所が必要で、それは人々を幸せにする場所であるべきだと私は思う。何十年も見れば、ガザには全て死しかない。何年も起きているが、すべて死だ」

 

トランプ氏は、ガザ地区の外にある「美しい地域」に「人々を永久に定住させ、そこで人々が「幸せ」になれるようにしたいと説明した。

 

トランプ大統領は非常に優しい、人道的な観点から述べているように見えるが、実際はパレスチナ人をガザ地区から追い出し、その土地から「民族を浄化させる」ことを提案しているにすぎない。

 

それに多くのガザ地区のパレスチナ人たちも、自分たちの土地から離れ、他の国に再定住することを拒否している。

 

またトランプ大統領は2月4日、国連の人権理事会からの脱退を表明し、大統領令に署名した。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Trump repeats call for displacement of Palestinians from Gaza(2/4)

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