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国連総会でネタニヤフ首相が演説、各国の代表団が次々と退席

国連総会でネタニヤフ首相が演説、各国の代表団が次々と退席
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国連総会で9月26日、イスラエルのネタニヤフ首相が演説を行ったが、その前に各国の代表団が抗議のため、次々と退席した。

 

ガザ地区での大量虐殺に抗議

 

ネタニヤフ首相はアメリカのニューヨークを訪れ、26日には国連総会で演説を行ったが、その前に各国の代表団は、ガザ地区でのイスラエル軍の大量虐殺に抗議し、退席した。

 

退席した各国代表団の数は明らかにされていないが、SNSに投稿された映像には、演壇に立つネタニヤフ首相の前を、数人の代表団らが通り過ぎていく様子が映っていた。

 

また議場から出ていく人々があまりにも多いため、通路が渋滞する様子も見受けられた。

 

「ハマスとの戦いを続ける」

 

国連総会ではこれまで、世界の指導者たちが演説において、繰り返し、ネタニヤフ首相を戦争犯罪人として非難してきた。

 

そのネタニヤフ首相は演説において、これまでの主張を繰り返し、過去2年間にイスラエル軍が行った地域への攻撃と暗殺を列挙。ガザ地区で「ハマスとの戦い」を続けると誓い、イスラエルがジェノサイドを犯しているとする国連の主張を否定した。

 

またネタニヤフ首相は、自身の国連での演説がガザ地区の人々の携帯電話に生中継されていると述べたという。これはガザ地区の人々の携帯電話を乗っ取り、強制的に演説を聞かせる措置と考えられている。

 

そのネタニヤフ首相については、イスラエルのテルアビブの空港を飛び立ち、演説のためにニューヨークへ向かう際、政府専用機が異例のコースを飛行していたことが明らかになっている。詳細については、別の記事で紹介する。

 

ガザ地区では58人以上が死亡

 

一方、ガザ地区では9月26日もイスラエル軍の激しい攻撃が行われ、58人以上のパレスチナ人が死亡、数十人が負傷したという。

 

ガザ地区中部のヌセイラトにある難民キャンプでは、イスラエル軍がテントを空爆。少なくとも8人のパレスチナ人が死亡した。

 

またガザ地区中部にあるアル・アクサ殉教者病院では、17歳の少年が飢餓と治療不足で死亡した。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel kills dozens of Palestinians in Gaza as assault ramps up(9/26)

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