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スペイン議会、イスラエルへの武器禁輸措置の法案を可決

スペイン議会、イスラエルへの武器禁輸措置の法案を可決
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スペイン議会は、ガザ地区におけるジェノサイドを終わらせるため、イスラエルへの武器禁輸措置を可決させた。

 

今年の9月に首相が法案を提出

 

スペインのペドロ・サンチェス首相は以前から、ガザ地区におけるイスラエル軍の攻撃を非難。今年の9月には、イスラエルへの武器禁輸措置を法案として提出した。

 

そして10月8日、スペイン議会は賛成178票、反対169票で、武器禁輸措置を可決した。

 

スペイン政府は、すでにイスラエルとの武器売買を禁止していたが、サンチェス首相は、武器禁輸措置を「法律で統合する」必要があるとし、法案を提出したという。

 

イスラエルへの輸出、輸入を禁止

 

成立したこの法律により、イスラエルへの防衛装備、製品、技術の輸出と、イスラエルからのこれらの製品の輸入が全面的に禁止される。

 

また軍事転用の可能性がある航空燃料の輸送も禁止し、「ガザ地区とヨルダン川西岸地区の違法な入植地から来た」製品の広告も禁止するという。

 

ただし政府が「禁止措置の適用が国益全般を​​害する」場合、軍民両用防衛装備品について例外を認めることが、条文に記されているそうだ。

 

この法律の前文には、「テロ組織ハマスによる、恐ろしい攻撃に対するイスラエルの対応は、結局、専門家の大多数がジェノサイドと呼ぶパレスチナ住民に対する無差別攻撃となった」と記されている。

 

9月の法案発表は、イスラエルからの激しい非難を招いた。イスラエルは既に、スペインがパレスチナ国家を承認したことを受け、2024年にマドリード駐在の大使を帰国させていたそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Spanish MPs back move to enshrine in law arms embargo on Israel(10/8)

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