米軍のベネズエラ攻撃、世界各国の反応とは?

先日、アメリカ軍が南米のベネズエラへ攻撃を仕掛けたことについて、世界各国の指導者たちの反応が出ている。
南米各国「極めて危険な前例」
ベネズエラの長年の同盟国である中国は、「主権国家とその大統領に対する武力行使に、深く衝撃を受け、強く非難する」と発言。ロシアも「アメリカが武力侵略行為を行った」と非難した。
また度々トランプ大統領から軍事介入の脅迫を受けているイランも、今回の攻撃を「国家主権の明白な侵害」と非難。キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領も、アメリカの「犯罪的攻撃」と強く批判した。
一方、南米のウルグアイは公式声明で、事態の進展を「注意深く、深刻な懸念を持って」注視しており、「これまで通り、軍事介入を拒否する」と述べた。
スペインとブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、ウルグアイの各政府は1月4日に共同声明を発表し、ベネズエラにおけるアメリカの行動は「平和と地域の安全保障にとって極めて危険な前例となり、民間人を危険にさらす」と批判した。
英首相は、国際法違反に言及せず
イギリスのスターマー首相は、BBCのインタビューで、アメリカの攻撃を非難せず、今回の軍事行動が国際法に違反したかどうかについても、言及を避けたという。
またスターマー首相は、SNSにおいて「イギリスはマドゥロ氏を、非合法な大統領と見なし、彼の政権の終焉を嘆くことはない」と投稿。「イギリス政府は、ベネズエラ国民の意思を反映した正当な政府への安全かつ平和的な移行を目指し、今後数日中にアメリカ側と状況の進展について協議していく」と述べた。
EUのカヤ・カラス外務・安全保障政策上級代表も、ベネズエラのマドゥロ大統領には正当性がなく、平和的な政権移行が行われるべきだと主張。また国際法の原則が尊重されなければならない、とも述べたという。
フランスのマクロン大統領は、「X」への投稿で、ベネズエラの政権移行は「平和的かつ民主的で、ベネズエラ国民の意思を尊重するものでなければならない」と主張。2024年の大統領選挙に立候補した野党のゴンサレス氏が、政権移行を確実に行えることを期待すると述べた。
ドイツのメルツ首相は、アメリカの作戦の合法性は「複雑」であり、一般的に国際法が適用されなければならないと語った。
カナダのアニータ・アナンド外相は、「カナダは全ての当事者に対し、国際法の尊重を求め、ベネズエラの人々と、平和で民主的な社会で暮らしたいという彼らの願いを支持する」とコメントした。
一方、ノルウェーのエスペン・バット・アイデ外相は、「国際法は普遍的であり、すべての国に拘束力を持つ」とし、「ベネズエラへのアメリカの介入は国際法に反する」と断言した。
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、「国際法のルールが尊重されていないことを深く懸念している」とし、今回のトランプ政権による攻撃が「危険な前例」となったことに「深く懸念」していると述べたという。(了)
出典元:BBC:‘Deeply shocked’: World leaders react to US attack on Venezuela(1/4)


























