スティーブ・バノン、中間選挙で投票所に移民捜査官を配置するよう提案

トランプ米大統領の元側近だったスティーブ・バノン氏が、中間選挙で共和党が勝利するため、選挙介入の新たな戦略を提案した。
不法移民が投票していると虚偽の主張
極右活動家のスティーブ・バノン氏は2月3日、自身のポッドキャスト番組「ウォー・ルーム」において、アメリカの選挙では、不法移民が大量に投票しているとの虚偽の主張を繰り返した。
その上でバノン氏は、「11月(の中間選挙)には、移民関税執行局(ICE)が投票所を包囲するだろう。(略)改めて警告しておく。(略)ICEは2026年の中間選挙で投票所に介入するだろう」と述べた。
どうやらバノン氏は、移民捜査官を特に民主党支持者が多い州に配置しようと考えているらしく、こうすることで有権者に投票所へ行くのを控えさせ、選挙で共和党に勝利させようと目論んでいるようだ。
選挙管理を国が行うべきだと主張
トランプ大統領もこれまで、移民が投票のためにアメリカに連れてこられ、彼らの投票が民主党の勝利につながったと虚偽の主張を繰り返してきた。
そして今週、トランプ大統領は民主党が選挙を不正に操作したとの主張を繰り返し、連邦政府が「投票を掌握する」べきだと主張。これまで地方自治体や州政府が行ってきた選挙管理を、連邦化すべきだと主張した
またトランプ氏は、これまでも投票に市民権の証明を義務付ける大統領令に署名するなどし、選挙の様々な側面を掌握しようと試みてきたという。
しかし裁判所は、選挙管理における州の重要な役割を認識し、これらの大統領令の多くの発効を阻止したそうだ。
一方、トランプ政権の司法省もこれまで、民主党の支持者が多いミネソタ州など複数の州に対し、有権者名簿を連邦政府に引き渡すことを要求。これにより移民をあぶり出し、選挙を有利に進めようとしてきた。
ちなみにバノン氏は、ポッドキャストなどで、よく「このゾーンをクソで埋め尽くす(flood the zone with shit)」と述べているが、これは大量の嘘や曖昧な真実を際限なく発信し続けることで、人々に事実と虚偽との境界線を分からなくさせることを目的にしているという。(了)
出典元:The Guardian:Steve Bannon calls for immigration agents at polling sites during midterms(2/4)

























