「イスラエル国防軍は、崩壊寸前」参謀総長が警告

イスラエル国防軍(IDF)の参謀総長が、会議の場において、政府に対し警告した。
作戦の増加、人員不足
イスラエル国防軍(IDF)のエイヤル・ザミール参謀総長は、今週開催された安全保障閣議において、作戦の増加と人員不足の深刻化を受け、「IDFは崩壊寸前だ」と警告した。
ザミール参謀総長は政府の閣僚に対し、「私は皆さんの前に10個の危険信号を掲げている」と述べ、「間もなく、IDFは日常的な任務に対応できなくなり、予備役制度も維持できなくなるだろう」と述べたという。
その上で、「現在、IDFには徴兵法、予備役法、そして義務兵役期間延長法が必要だ」と訴えたそうだ。
ヨルダン川西岸地区への政策がさらに負担
閣議に出席していた中央軍司令官のアヴィ・ブルース少将も、ヨルダン川西岸地区における政府の政策が、既に逼迫しているイスラエル国防軍(IDF)の人員にますます負担をかけていると述べたという。
ブルース少将は閣僚に対し、過去1年間でヨルダン渓谷とヨルダン川西岸全域に多数の入植地建設が承認されたが、これは治安強化の必要性を増大させるものだと指摘。次のように述べた。
「これはあなた方の政策だが、治安と万全の警備体制が必要だ。なぜなら、現地の状況は完全に変化しており、そのためには人員が必要だからだ」
ヨルダン川西岸地区では、イスラエル人の入植者によるパレスチナ人への暴力が激化しており、イスラエル国防軍は、レバノンに派遣予定だった歩兵大隊を、ヨルダン川西岸地区に移動させたという。
野党党首のヤイル・ラピド氏は、この報道後、記者会見を開き、「戦略も、十分な資源も、そして兵力も不足したまま、軍を多方面にわたる戦争に送り込んだ」として政府を非難。
「今回、政府は『知らなかった』とは言えないだろう。彼は政府が任命した参謀総長であり、彼を政治利用して責任転嫁することはできない」と述べ、「ベンヤミン・ネタニヤフ首相にも、責任がないとは言えないだろう」と指摘した。(了)
出典元:Times of Israel:Zamir said to warn cabinet that IDF will ‘collapse in on itself’ amid manpower shortage(3/27)

























