香港デモ、参加者たちの配慮ある行動の数々が海外SNSに投稿されている
「逃亡犯条例」の改正に反対する市民が市街に繰り出した香港デモ。その規模の大きさから、暴徒と化した民衆をイメージするかもしれないが、実際はそれと正反対。彼らの行動は平和的で、周囲への配慮が行き届いたものだったようだ。
それを証明する多くの写真が、米国のソーシャル・ブックマークサイト「Reddit」やTwitterに投稿されている。
まとめられたゴミ
これは9日のデモの後に撮られた写真。リサイクル用のゴミ箱に入り切らなかったペットボトルがきちんとまとめられている。
デモと試験勉強を両立させる学生
これは16日のデモの風景。試験が間近に迫っていた大学生たちは、真面目に勉強しながらデモ行進していた。
救急車に道を開ける群衆
負傷者を運ぶ救急車が通ろうとすると、市民はいち早く道を開けた。その様子は、まるで海が割れるようだったという。
警察の催涙スプレーから傘で身を守る
香港警察は政府の建物の前に集まった市民に対して催涙スプレー(唐辛子スプレー)を使ったが、市民は暴力で反抗せず、傘を広げて身を守った。
救護所を体を張って守る人たち
Volunteers in ponchos marked with a blue cross, wearing surgical masks and goggles, form a human wall to protect the first aid area right outside Admiralty station, across the street from the Hong Kong central government offices. pic.twitter.com/YPBDIUvGn4
— Mary Hui (@maryhui) June 12, 2019
(金鐘駅を出てすぐのところ、香港中央政府のビルから通りを挟んで向かいに作られた救急救護所。ボランティアが青い十字を描いたポンチョ、マスク、ゴーグルを身に着け、人壁を作って守っている)
歩道に用意された水
Impressive how thoughtful and organised these protestors are. Bottles of water are left along pavements and other strategic areas so people can douse themselves, and put out teargas grenades when police move in #HongKong #AntiELAB #反送中 pic.twitter.com/Oq1FQHaeXc
— Lianain Films (@LianainFilms) June 12, 2019
(このデモがよく考えられ、組織化されていたのは印象的だ。ペットボトルの水が歩道やその他の重要地点に配置され、参加者がそれを自分の体にかけたり、警察の催涙ガスを洗い流したりできるようにしてあった)
あと片付けのボランティア
A small crowd is back outside the Hong Kong government offices…to clean up the rubbish. To sort out recyclables and unused materials, and clean up the rubbish. Incredible. pic.twitter.com/uPRcs0SLJ5
— Mary Hui (@maryhui) June 13, 2019
(香港政府ビルの前に戻って来たグループが紙くずを拾う。リサイクルできるものや、まだ使えるものを分別し、紙くずは拾って綺麗にする。これは素晴らしい)
火をつけるのでなく、消して回るデモ参加者
暴動の際に人々が周囲にあるものに火を点けるという話はよく聞くが、香港デモでは逆だった。デモ参加者は、警察が打ち込んだ催涙手榴弾から上がる炎を片っ端から消していた。
出典元:boredpanda:14 Pics From The Massive Protests In Hong Kong That Illustrate The Discipline And Respect Of The People(6/18)